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2021.12.29

ono設計室の2021年は今日で仕事おさめ、
新年は1月4日からのスタートになります。

今年は3つの住宅と1件のリノベーション図面の引き渡しをする事ができました。
今見返しても思い入れのある計画ばかり、クライアントさんと丁寧に
しぶとく詰めていった打ち合わせを思い出します。

小野を大きな心で信頼し、協働してくれたクライアントさん。
一緒の船に乗り込み、現場を共にした工務店さん、職人さん。
あらためてありがとうございました!

大好きな仕事に携わる幸せを感じながら、
今後も良い建築をひねり出して行きたいと思います。
みなさん良いお年を~~。

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その他
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2021.12.29

PLAYミュージアムで開催されている「柚木沙弥郎展」へ行ってきました。

簡素であたたかい柚木さんの版画。

染色の布、シンプルなのに奥深い不思議な意匠。

ほっこりした伸びやかさと、切り裂くように洗練されたデザインが同居した
柚木さんの布、ずっと眺めていたくなります。

柚木さんがインドを旅した際に現地の家について記した文章があります。

「壺を作るように住まいを泥で作る。
壁も入り口も棚もかまども、土のふくらみを人の掌に
受け止め柔らかいまるみに仕上げる。
少なくて豊か、簡単で十分、私は弟子になりたい。」

”少なくて豊か、簡単で十分”
僕もそんな住宅をつくりたいなぁ、となんだか嬉しくなりました。

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美術・展示会
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2021.12.27

「かこむ、暮らす。」年内最後の現場打合せ。
外部工事はほぼ完了、
日が差すとナチュラル色の板張りが鮮やかに浮かび上がります。

内部は壁天井のボード張り、家具工事が進んでいます。
2間巾のテレビボード、下部に間接照明が。
内部のボードが張り終わり白く塗装すると室内の印象が
ぐっと豊かに変わります、今から楽しみです。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.12.21

「和田誠展」へ脚を運んできました。

和田さんの作品は、乾いていてシャープで瑞々しいです。

ちょっと地味な談志師匠。(笑)

イラスト、映画、文筆、作曲とよくもまぁこんなに仕事を
されたなぁ・・・と圧倒されてしまいます。
和田さんのイラストは単線と塗りつぶしのシンプルな印象を受けますが
その一本の線の背景にはこれでもかという程の地道な積み重ねがあるのですね。
仕事を愛し真正面から向き合う、とっても素敵な展示会でした。

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美術・展示会
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2021.12.17

「かこむ、暮らす」外壁の塗装が完了、
鮮やかなナチュラル色の外壁となりました。

特徴的な屋根の造形、周りを建物で囲まれた敷地だからこそ生まれた形です。

中庭への眺め、現場で検討した塀の高さもちょうど良い具合。

アプローチの洗い出しは大磯1分砂利に決定。
現場はこれから内部のボード張り、今後の進捗が楽しみです。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.12.15

建築家、中村好文さんが監修したコルビュジェの本。
カップマルタンの地でCABANON(休暇小屋)がどのように構想されていったのか、
殴り書きのようなスケッチから実施図面まで建築の軌跡を追う事ができます。
また山口信博さんの装丁が本当に美しい、
本棚に飾って眺めるでけでも十分に価値のある本だと思います。

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3人の建築家
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2021.12.13

「豆と暮らしと」メンテナンスの打合せに伺いました。

煙突が付き、焙煎店らしい佇まいになりました。

店舗のカウンターには焙煎された豆がずらりと並んでいます。

クライアントさんの焙煎ノートをちらりと見せて貰いました。
いつどんな豆をどのくらいの時間で焙煎したのか、
ノートにびっしりと書き込んであります。
この積み重ねが”仕事の流儀”を形づくり、ファンを生むのですね。
自分の仕事を愛し研究を重ねるクライアントさんの姿勢に共感し、
好きな仕事に就く事の”幸せ”をあらためて感じる事ができました。

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豆と暮らしと
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2021.12.8

作家、小川洋子さんが選んだ内田百閒の作品集。
百鬼園先生のユーモアのある歯切れのよいエッセイは好きで
読んでいたのですが、小説ははじめて。

読んでみるとエッセイの淡々とした文体からは
想像がつかないような、夢と現を行き来する妖しい芳醇な世界。

「正しく古いものは、常に新しい」という言葉がありますが、
まさにそれを感じた読書時間となりました。

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2021.12.6

「笠間の平屋」1年点検に伺いました。
バザルトグレーで塗装した杉板外壁はまだまだ綺麗な状態、
「おはようございま~す」と玄関を開けると赤ちゃんがゆりかごに。
設計したお家であらたな家族がふえるのは、
親戚でもないのにとても嬉しい気持ちになります。(^^ゞ

点検に伺うとクライアントさんの暮らしの道具をチェック。
使い易そうなシンプルなゴミ箱や、センスの良い壁掛け時計。
「さすがono設計室のクライアント!」
と心のなかで呟きながら、商品名をメモメモ。
点検という名目ですが、
1年以上家づくりを協働したクライアントさんと会えるのは
やはり嬉しいもの。
また遊びに伺います、引き続き宜しくお願い致します。

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現場ブログ笠間の平屋
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2021.12.1

「ぐるりの家」2年点検に伺いました。
経年変化した杉板の外壁と真っ赤に染まった植栽、美しいです。

久しぶりにあったワンちゃんずも相変わらずの元気ぶり(^^)
クライアントさんと丁寧にひとつひとつ決めていった収納や棚割り
が使いやすい!と嬉しいお言葉を頂きました。
暮らしの情景が深まって行く様子を見るのは設計者冥利につきます。

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ぐるりの家現場ブログ
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