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2021.4.29

黒磯で「タミゼクロイソ」を営む高橋みどりさんの本。

「料理」と「器」のエッセイですが写真が味わい深く、
ボーっと眺めてしまいます。
本の中にあった いいなぁ、と思う言葉を少し引用

「・・・朝、昼、晩ごはんが中心になっていて、
その支柱があってこそ、
ぶれない自分が形成されているように思う。

オーバーに言えば、この三度の食事を
おいしく食べることの出来る心と体があれば、
たのしく生きて行けるように思える今日この頃。」

この感じとても良く分かります。
仕事をひと段落付けて、家に帰ってお風呂にはいって
おいしい白米をぱくぱく食べると、いい一日だったなぁ・・
と実感します。

ごはんを作り、食べて、仕事をする。そんな毎日を送り、歳を重ねてゆく。

住宅を設計するものとして「暮らし」ってなんだろうといつも気になるのですが
「料理する事」「たべる事」の中には「暮らし」の本質が隠されている、そんな気がしています。

Category
カフェ・雑貨・お店料理
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2021.4.27

あたらしい計画「豆と暮らしと」が動き始めました。

プランを依頼頂いたのがちょうど1年程前。
豆の焙煎店併用の住宅を建てたいとの事、いろいろとヒアリングをしていたところ
・低い伸びやかな屋根の掛かった平屋が良い。
・映画「人生フルーツ」が好き。
とのお話、これは楽しい仕事になりそう!と嬉しくなったのを覚えています。

プランを描く前に敷地を訪れると、南側へ大きく開けたゆったりとした敷地。
クライアントさんの言っていた「伸びやかな平屋」がピタリと嵌る環境。
建物の構えはすんなりと決定。

プランニングで一番手を動かし検討したのが「お店」と「住宅」の関係。
一体化したものや、別棟にしたプランなどいろいろと描いてみました。
最終的には建物の中に路地を通す事で「お店」と「住宅」に程よい距離を生む案に。
上の文章はその時に書いたものですが、
京町屋の路地とアルハンブラ宮殿を合わせたような(^^)魅力的なアプローチをイメージしました。

駐車場に車を停めてお店へ向かうと、斜めに切られた壁が「いらっしゃい!」
と迎え入れてくれます。
外壁は杉板の無塗装張り、豆を煎るように外壁の経年変化も味わおうという計画。

水平方向への流れが強いプランなので、リビングは一部織り上げて滑かな曲面天井
とし空間の”たまり”を意識しました。

設計の打合せはいつも楽しく、ono設計室を信頼してくれたクライアントさん。
その信頼に応えれるように工務店さんと丁寧に現場を進めて行きます!

Category
現場ブログ豆と暮らしと
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2021.4.23

「眺めの良いいえ」外壁左官工事が進んでいます。
材質は、そとん壁掻き落とし仕上げの伊礼色
下塗りの上に仕上げ材を塗り込み、剣山で掻き落として行きます。

土壁を思わせるうつくしい風合い。
ザラっとした表面が陰影を生んでいます。

内部は鉄骨階段のササラ、高窓から柔らかく光を落とすR天井下地が完了。
いよいよ現場も終盤に、質の高い空間となりそうで楽しみです。

Category
現場ブログ眺めの良いいえ
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2021.4.19

「ぐるりの家」HPに竣工写真をアップしました、是非ご覧ください。

Category
ぐるりの家
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2021.4.16

分譲地に建つ住宅のプランを練っています。
いつもクライアントさんから依頼を受けるとまずは敷地へ、
敷地で感じた印象が消えないうちに素直なプランをまずは一案。
その後、2階建の場合どうか、囲ったコートハウスのような建物の方が良いのでは、
などとイメージが湧くと新しいプランを描き足して行きます。

その中から良さそうな何案かをブラッシュアップし、ある程度まとまったら
敷地模型をつくって小さな模型を置いてみます。
模型は立体なので直感的に建物の建ち方を感じ取る事ができます。
ここまで来て、結局最初のプランに戻る時も・・・

ただこの作業をして自分の中で腑に落ちないとクライアントさんにまともに
プレゼンを出来る気がしません。(苦笑)
もともと器用ではないので、こうして一つづつつぶしてゆくしかないのですね。

クライアントさんから依頼を受けてからファーストプランまで2ヶ月程度お時間を
頂いてしまっているのですが、決してさぼっているのではなくこうして悶々と手を
動かしているのです。

良いプランを生みだす秘訣、そう、ただひたすら”手を練る”これしかありません。
今後もコツコツと何かを感じながら、編み込むようにプランを練って行きたいです。

Category
その他
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2021.4.14

春になって暖くなってきましたね。
仕事帰りにスーパーへ寄るといろいろと美味しそうなものが(^^)
そうなると当然”食べたい!”という欲求が出てきます。
そんな時はうまそうな食材をパスタにからめればそれだけでご馳走に!
こちらはベーコンとルッコラのペペロンチーノ、ノンアルで雰囲気を(笑)

タコのマリネのペペロンチーノ
レモンの香りとタコの歯ごたえが堪りません。

休日に息子がつくってくれたボンゴレビアンコ、
ボンゴレをつくると必然的に白ワインを飲むことが出来ます。

カリフラワーとアンチョビソースのペペロンチーノ
さくっとつくるにはやはりペペロンチーノですね。

しらすと生クリームのパスタ
大学の同級生の陶芸家、戸塚佳奈さんのお皿に合わせて

「料理」と「散歩」には幸せな暮らしの素があると睨んでおります、
今後も太らない程度に研究に打ち込みます。

Category
料理
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2021.4.11

「母の家」4月10日11日の2日間に渡る見学会が無事終了しました。

生活をおくる場としてのプランをクライアントさんと練った住宅、

「住みやすそう」「お庭を眺めていると落ち着く」など嬉しい言葉を頂きました。

このような機会を与えてくれたクライアントさん、

協力して頂いた工務店のみなさん、

お忙しい中足を運んで頂いた方々感謝致します、ありがとうございました。

あまり自慢出来るところのない自分ですが、周りの人々には本当に恵まれて

いるなぁ・・・とあたらめて感じた2日間となりました。

Category
お知らせ母の家
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2021.4.9

「眺めの良いいえ」外部は左官下地が完了しています。
ここにざっくりとした質感のそとん壁が塗られるのが楽しみです。

2階リビング、東面の掃き出し窓が付き空間がキリリと引き締まりました。

壁面をしっかりととり開口部を絞る事で、光を受ける壁面
影になる壁面、陰影のある魅力的な窓辺となります。

Category
眺めの良いいえ
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2021.4.7

「眺めの良いいえ」では階段手摺を楕円形のブラックチェリー材でしつらえる予定。
家具工房の長谷川さんが手摺の原寸図とモックアップ(原寸模型)を持って
事務所へ打ち合わせに来てくれました。

断面をみるとこんな感じ、卵型のすべすべとした木肌を手で撫でまわして
いると何故だか頬がゆるんできます。(^^)

ちょうどお昼時だったのでまかないパスタでおもてなし。
木肌を撫でながらペペロンチーノに舌鼓、幸せな午後となりました。

Category
現場ブログ眺めの良いいえ
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2021.4.6

「母の家」クライアントさんのご厚意で週末に開催させて頂く見学会へ向けて
ほぼ工事が完了しました。

雨のみち、鎖樋も外壁に合わせてブラック。

スロープの手摺もスチール製でシャープな印象とし、手の触れる笠木
部分は雨に強い米杉材としました。

杉板の黒い壁面とお庭の緑が良い塩梅。
見学会予約して頂いた皆様、週末にお待ちしております!

Category
母の家
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