黒磯で「タミゼクロイソ」を営む高橋みどりさんの本。
「料理」と「器」のエッセイですが写真が味わい深く、
ボーっと眺めてしまいます。
本の中にあった いいなぁ、と思う言葉を少し引用
「・・・朝、昼、晩ごはんが中心になっていて、
その支柱があってこそ、
ぶれない自分が形成されているように思う。
オーバーに言えば、この三度の食事を
おいしく食べることの出来る心と体があれば、
たのしく生きて行けるように思える今日この頃。」
この感じとても良く分かります。
仕事をひと段落付けて、家に帰ってお風呂にはいって
おいしい白米をぱくぱく食べると、いい一日だったなぁ・・
と実感します。
ごはんを作り、食べて、仕事をする。そんな毎日を送り、歳を重ねてゆく。
住宅を設計するものとして「暮らし」ってなんだろうといつも気になるのですが
「料理する事」「たべる事」の中には「暮らし」の本質が隠されている、そんな気がしています。