「ぐるりの家」1年点検に伺いました。
良い具合の風合いとなった杉板張りの外壁、緑が映えます。
扉を引くと出迎えてくれたのはクライアントさんと2匹のワンちゃん(ボルゾイ)
白く簡素な空間の中、揺れる木陰とワンちゃんとクライアントさんの暮らしの風景。
設計に夢中になっていた時に想像した景色と重なりジワっと嬉しくなりました。
こうした暮らしの風景を眺める事ができるのは建築家冥利に尽きますね、
本当に良い仕事につけた事に感謝です。
「ぐるりの家」1年点検に伺いました。
良い具合の風合いとなった杉板張りの外壁、緑が映えます。
扉を引くと出迎えてくれたのはクライアントさんと2匹のワンちゃん(ボルゾイ)
白く簡素な空間の中、揺れる木陰とワンちゃんとクライアントさんの暮らしの風景。
設計に夢中になっていた時に想像した景色と重なりジワっと嬉しくなりました。
こうした暮らしの風景を眺める事ができるのは建築家冥利に尽きますね、
本当に良い仕事につけた事に感謝です。
生活工芸プロジェクトの本「繋ぐ力」
「古道具屋坂田」の坂田さん、「ギャルリ百草」の安藤さん、
そして建築家の中村好文さんなど、ものづくりの一線で活躍されている
方々のインタビューを読むことが出来ます。
表紙は好文さんが今までにつくってきた手摺たちのサンプル写真、
クライアントさんと握手するような気持で考えるとの事、
あたたかく美しいかたちです。
つくり手の人柄を感じる事ができる「暮らし好き」「道具好き」には
たまらない本です。(^^)
「母の家」基礎の配筋検査を行いました。
配筋の径の太さ、ピッチなど図面通りかひとつづつ確認してゆきます。
配筋を確認したら、コンクリートの打ち込みです。
コンクリートの固さ、空気量、温度、塩化物量など確認し設計の基準を
クリアしているか確認後打ち込みを行います。
来週には基礎の立上りと、アンカーボルトなどの金物の検査、
上棟へ向けて少しづつ着実に施工を進めて貰います。
和田誠さんの「ことばの波止場」
替え歌や、韻など言葉あそびの楽しさをまとめた本。
僕は特に回文に惹かれました
「竹藪焼けた」 たけやぶやけた
上か読んでも下から読んでも、たけやぶやけた
言葉=何を意味するか、とすぐに概念を代替する記号として捉えがち。
この本を読んでいると言葉が本来持っている、リズム、音、
質感のようなもの、その楽しさをあらためて味わう事ができます。
和田さんの率直で外連味のない文章もすっと入ってきます。
ここでぼくも一句(一回文)
「ゴマ食べた孫」 ごまたべたまご
まだまだですね(^^ゞ
「笠間の平屋」11月14日15日の2日間に渡る見学会が無事終了しました。
見学者さんより「ちょうど良い大きさで住みやすそう!」
と言って貰えたのが嬉しかったです。
暮らしと馴染む品の良い住まいをこれからも設計してゆきたいと思いました。
このような機会を与えてくれたクライアントさん、
協力して頂いた工務店のみなさん、
脚を運んで頂いた方々にあらためて感謝致します。
「笠間の平屋」低く水平に伸びる軒先と、グレーの杉板外壁が品よくまとまっています。
造園が入り外観の奥行きがぐっと増しました、「庭」のちからは大きいです。
リビングからの眺め、隠し框の掃き出し窓がキリリと風景を切り取ります。
ハーフオーダーのキッチンも綺麗に仕上がりました。
この住宅のために設計したテーブル「KUNO」
くの字の脚部から命名したのですが、
神社の鳥居のような簡素で抑制の効いた意匠になったと思います。
小上がりの和室の窓からは紅葉したカエデが。
壁にもたれて外を眺めているとウトウトとしてしまいます。(^^)
クライアントさんのご厚意で週末に見学会、
予約された方々気を付けてお越しください。
現地にてお会いできるのを楽しみにしております。
計画を進める時にアプローチ空間の設計を大切にしいます。
朝玄関の扉を開いた時、どんな風景が目に入ってくるのか。
夕方家に帰って来た時、アプローチがどのように迎えてくれるか。
計画していてとても楽しい場所です。
上の写真は僕の事務所の公園からのアプローチ、
池に浮かぶ八つ橋の上を心地よい良い風に吹かれて渡っていると幸せな
気持ちになります。
日本一の事務所へのアプローチかもしれません(笑)
こちらは同じ公園にある桟橋へのアプローチ、
水面に並ぶ飛び石の上を”えいやっ”と忍者のように渡ってゆきます。
見ているだけで楽しいですね。
人がいないときはご覧のように野鳥の昼寝どころに・・・。(^^)
人を幸せな気持ちにさせる、そんなアプローチを設計できるよう日々
観察を重ねております。
映画監督デヴィットリンチの日々をを追ったフィルム。
「イレイザーヘッド」「ブルーベルベット」「マルホンド・ドライブ」
どの作品も怪しい魅力に溢れ、作品がはじまるとすぐにリンチワールドに
惹きこまれてしまいます。
これだけ独特の世界観を持ち、しかも多くのファンに支持される監督は他に
いないのではないでしょうか。
煙草をふかしながらアトリエで黙々と制作に没頭するリンチの佇まい。
どこか悲しげでユーモアのある表情、訥々と絞り出すような話し方。
作品と同じくとても茫洋とした魅力的なオヤジさんでした。
プランでいろいろな案を練っていると、どの案が良いのか迷う時があります。
駄目なものはすぐに分かるので良いのですが、どちらも捨てがたいという時、
プランをじっと眺めていても答えがでません。
そんな時は平面図からスケッチを起こします。
立体的な絵になる事で、空間的なつながりや人の視線の交差など平面だけでは掴め
ない微妙な関係を読み取る事ができます。
上の絵はソファの配置を窓際にするか、壁際にするか検討したスケッチ。
壁際にソファを置き、ダイニングと斜めにつながる方が奥行きが生まれるか、
と思うのですがどうでしょか・・・(^^)