時間が空くとたまに哲学の本を捲ります。
そこに”真理”がある、などとは一切思っていませんが(笑)
偏屈そうな面構えの大の大人(哲学者)が自分の人生のほぼ全てを投げ打って
紡いだ言葉による~大いなる仮説~はやはり面白いです。
エンターテイメントとして哲学書を読む、などというと怒られてしまうかもしれ
ませんが、何千年前から営々と紡がれてきた言葉による自己表現のドツキ合い。
今はやりの”論破”などとは桁違いに深く面白い世界です。
ニーチェ、サルトル、レヴィストロース、ラカン、
ポートレートを眺めてみると歴代インテリマフィアのドンかというような面構え。
落語家の立川談志さんは「芸」を「己のエゴの完遂」と定義していましたが
哲学の世界も近いものがあるのでしょうね。
日々のルーティーンに少し飽きて来たな、という時は癖の強い哲学書がお勧めです。