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2022.7.29

時間が空くとたまに哲学の本を捲ります。
そこに”真理”がある、などとは一切思っていませんが(笑)
偏屈そうな面構えの大の大人(哲学者)が自分の人生のほぼ全てを投げ打って
紡いだ言葉による~大いなる仮説~はやはり面白いです。
エンターテイメントとして哲学書を読む、などというと怒られてしまうかもしれ
ませんが、何千年前から営々と紡がれてきた言葉による自己表現のドツキ合い。
今はやりの”論破”などとは桁違いに深く面白い世界です。
ニーチェ、サルトル、レヴィストロース、ラカン、
ポートレートを眺めてみると歴代インテリマフィアのドンかというような面構え。
落語家の立川談志さんは「芸」を「己のエゴの完遂」と定義していましたが
哲学の世界も近いものがあるのでしょうね。
日々のルーティーンに少し飽きて来たな、という時は癖の強い哲学書がお勧めです。

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2022.7.27

プランを練っている時に、殴り書きでも良いので外観パースと内観パースを
同時に描くようにしています。

外からは視線の抜けを良くしたいので窓を大きくしたい、でも内部からは
壁が少なくて空間に落ち着きがないなぁ~!
などと心の中で呟きながら(実際に呟くと危ない人と思われるので)内外の
一番良いバランスを探ります。
とても難しく大切な作業ですが、パースを描きながら「窓台はやはり750mm!」
などと(心の中で)呟きながら検討を重ねるのは設計者にとって幸せな時間です。
迷ったらまず描いてみる、手を練る、これが基本となる大切な作法です。

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手描きスケッチ
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2022.7.23

事務所のお昼「シラスと生クリームのパスタ」
ニンニクをオリーブで炒めてから生クリームを加えるとコクがでて美味しかったです。

こちらは息子がつくった「ミートボール&ソーセージのトマトパスタ」
小学校の頃からつくっているので大分手慣れて来ました。
ただ料理をつくって食べるだけ、それだけでとても豊かな時間になります。

Category
料理
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2022.7.21

「つくばのリノベ」内部のボード張りが進み室内の光の
広がりが分かるようになって来ました。
コツコツと丁寧に仕事を進めてくれている大工さんの背中です。

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つくばのリノベ現場ブログ
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2022.7.15

久しぶりに川村記念美術館へ。
フランク・ステラなどの企画展も良かったのですが、
常設展もレンブラント、モネ、ルノワールからマレービッチ
ブランクーシ、ロスコ、キース・へリングの代表作が並んで
おり改めて凄い美術館だなぁと実感しました。
ロスコルームに佇んでいると京のお寺で庭園を眺めている時と
同じ心持になるのはなぜなのでしょう・・・

この美術館は交通の便が良くないのであまり混雑せず、建物や敷地の
環境も素晴らしいのでゆっくりと過ごせます。
今回は行けませんでしたが別棟レストランのトマトソースのリングイネ
がとても美味しいのです、次回リベンジしたいと思います。(^^)

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美術・展示会
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2022.7.13

計画中の店舗の模型づくり。
平面で練っていた計画を立体に起こすのは純粋に楽しい作業。
模型をつくりながら雨樋の処理や、外壁コーナー部の納まりなど
細部についても並行して検討。

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その他
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2022.7.11

「つくばのリノベ」外壁の板張りがほぼ完了、
既存の屋根瓦と板張りの外壁が良い塩梅。

「甍の波」
耐震やコストの面でなかなか使えないのですが、こうしてみると
本当に美しい素材、機会があれば使って行きたいなぁ・・と思いました。

ラボ部分のヴォールト天井と既存の梁、梁は黒のカシュ―塗装とし
抽象画のようなシュっとした仕上がりを狙っています。

周辺の環境が良いと窓からの風景が豊ですね。

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つくばのリノベ現場ブログ
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2022.7.9

ずっと気になっていた開化堂の茶筒を手に入れました。
経年変化の美しい錻力でつくられた円筒形の端正なフォルム、
朝この茶筒からほうじ茶をいれてほっと一息・・・そんな情景が浮かびます。(^^)

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身の廻りのモノ
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2022.7.7

建築家中村好文さんと、チーズ農家を経営される吉田全作さんの
講演「線と管をつながない小屋づくり」へ脚を運んできました。
好文さんは設計活動を始められた当初から
「Mitani Hut」「クリフハウス」「Lemm Hut」と常に”すまいの原初”
を探り続けて来た建築家。
今回は上水や下水、電線といった線や管から独立したオフグリットの小屋
で好文さんの仕事のひとつの到達点になるものと感じました。

講演会の中で好文さんが
「くう・ねるをどう処理するかがすまいの大切なポイント」
という話をされていて、落語「寿限無」の
「くうねるところにすむところ」のテンポの良いリズムが頭に浮かびました。

講演会の数日後、専門学校の授業があったので学生さんに
「すまい・家と聴いて思い浮かぶ言葉」を書き出して貰いました。
すると
・食べるところ
・寝るところ
・やすむところ
・すごすところ
といった言葉が並んでおり、まさに「くうねるところ」。
また”「すむところ」って何だろう”といつも考えていたのですが、
この回答をみると すむところ → すごすところ・やすむところ 
という捉え方もできそうです。

若い世代が「すまい」に関してどのようなイメージを持っているのか把握したい
という思いもあってのアンケートでしたが、人が”すまい”に求めるイメージ
は世代が変わっても大きく変わる事はないのですね。
住宅の設計を進める時、まず頭の中で「くうねるところにすむところ!」
と唱えてから鉛筆を握れば”すまい”の本筋を外さない計画が出来そうです。

Category
その他
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2022.7.2

Category
川縁の家
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