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2021.10.25

「豆と暮らしと」建築工事はほぼ完了、外構廻りの施工が進んでいます。

住居と店舗の間を走る路地空間。
進んで行くとチョロチョロと水音をたてる水盤が、
水面に反射した光が外壁や天井でゆらゆらと揺れています。
カチッとした建築に”揺らぎ”のある緑や水、光といった要素が加わると
空間がぐっと豊かになります。

木工家さんにつくって貰った店舗入り口の”豆型手掛け”
建具屋さんが製作してくれた裏側の手掛けもシンプルでかわいいです(^^)

丸テーブルとソファが納まりぐっと住まいの気配が漂って来ました。

シナ合板で仕上げた簡素な佇まいのキッチン。
暮らしの中でも起点となる場所、ガシガシ使って育てて貰えれば嬉しいです。

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現場ブログ豆と暮らしと
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2021.10.22

つくばにある「だだ商店・だだ食堂」さんへ脚を運びました。
設計は中村好文さん、アプローチの湾曲した壁面が店内まで続いて行きます。

相変わらず見事な木製の階段手摺。
なめらかな木肌に吸い寄せられるように撫で擦ってしまいます(^^)

食堂は好文さんらしい外連味のないたっぷりとした空間。
ストーブはオーナーさんが選んだとの事、ジブリのアニメに出て来そうですね。

崖のように下がった南側にはワインの保管庫の入り口が、
2つあるので扉には№2の文字、サンダーバードの秘密基地のようでした(笑)

おおらかでユーモアがありながら洗練された好文建築の余韻を残しつつ、
「だだ商店」さんで手に入れた白ワインをチキンカレーと共に胃袋に流し込む。
なんとも幸せな一日となりました。

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3人の建築家ブログ
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2021.10.18

みなさまクライアントさんのご厚意により「豆と暮らしと」見学会を行います。

焙煎店を併設した伸びやかな平屋の住まい。

杉板張りの外壁や洗い出しの土間、真鍮の看板など経年変化が美しい素材を使っています。
店舗と住宅の間にある路地を抜けるとチョロチョロと水盤の音が・・・

ご都合が付きましたら是非お越し下さい。
各回1組限定の*予約制となります。ご来場頂ける場合は

・お名前 ・人数 ・参加希望日時(下記よりお選び下さい)

お問い合わせメールにてご連絡下さい、確認致しましたらこちら
より詳しい現場案内図を送付させて頂きます。

*ご案内できる組数が限られるため住宅を検討中の方を優先させて頂きます。
*住宅というプライベートな建物の性格上ご近所の皆様はご遠慮頂いております。
*感染症対策として以下の条件で開催致します。
・各回1組完全入れ替え制。
・常時窓開放。
・手袋、マスクの着用をお願い致します。
・体温37.5℃以上の方入場お断り致します。

 

日時:

11月6日(土)

➀ 10:00~10:50  (定員となりました)

➁ 11:00~11:50

➂ 13:00~13:50

➃ 14:00~14:50

➄ 15:00~15:50

 

11月7日(日)

➀ 10:00~10:50

➁ 11:00~11:50

➂ 13:00~13:50

➃ 14:00~14:50

➄ 15:00~15:50  (定員となりました)

 

場所:鹿嶋市

交通:鹿嶋神宮駅より車で5分程度

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お知らせ豆と暮らしと
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2021.10.15

「かこむ、暮らす。」外部足場がなくなり、水平に伸びる屋根の
きれいな線が見えて来ました。

道路側からの立面も良い感じ、外壁の板張りが楽しみです。

リビングからの眺め、開口部のない向かい側の壁面がスクリーンとして
植栽を引き立てます。

中庭を柔らかく囲むように折れて行く壁面。

棟梁の丁寧な仕事、
外壁と軒裏天井は通気の関係上少し隙間を空けるのですが、
目に入っても良いようにと下地材を2重に重ねて外壁と
同色に塗装しています。
通気の穴もきちんと揃えて、棟梁のきっちりとした人柄を
感じる仕事ぶり。
こうした工事に係る人々の小さな心遣いの重なりが、
凛とした佇まいの建築を生みだすのだと思います。

Category
かこむ、暮らす。
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2021.10.13

水戸芸術館で開催中のピピロッティ・リスト展へ脚を運んできました。
本当に久しぶりの美術展、ふらっと美術館へそんな日常が戻りつつある
事が素直に嬉しいです。

ピピロッティの作品はどれも見ごたえがありとても良い時間が過ごせました。
また設計者としては展示の構成がとても興味深いと感じました。
通常の美術展では、垂直な壁面に水平方向へ作品を並べて行き、それを順番に
鑑賞してゆくという構成。
他の鑑賞者と目線の高さが同じになるため、作品と人が重なってしまったり
隣に順番を待つ人がいればいつまでもじっくりと・・という訳にもいきません。

今回の展示構成は、床に並べられたクッションに寝転んだり、ランダムに配置
されたベットに仰向けになって天井のスクリーンを見上げるという斬新なもの。
もちろん美術展で人が寝転んでいる、という風景も面白いのですが
寝転ぶ事で他の鑑賞者と視線が重なる事無く、周囲に人の気配は感じつつも
基本的には一対一で作品と向かい合えるのがとても良かったです。
壁面に作品を飾る、という既存のプログラムを一度疑って「鑑賞者と作品の
良い関係」を最初から問い直す。
建築を設計する時も大切な姿勢です。

コロナ禍の自粛生活、自分の内面を掘り下げる良い面もありましたが、
少しづつまた外と繋がってゆく事ができると良いですね。

Category
美術・展示会
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2021.10.11

「豆と暮らしと」ススキ揺れる秋の風景に佇む板張りの平屋、風情があります。

いつも生き物の話しをしてくれる息子さんのTくんとNちゃん、今日はトックリバチの巣を見せてくれました。
住まいをつくる事を生業とするものとして興味深々。

現場では板金屋さんが板塀の笠木を折っています。
シャープなスパッとした笠木、見ているだけで気持ち良い。(^^)

店舗の家具も納まりいよいよお店の雰囲気を感じる事が
できるようになって来ました。

打ち合わせ後にクライアントさんが
出張ドリップコーヒーを淹れてくれました。
監督さん、職人さんとみんなで美味しい最中を食べながら
珈琲を啜っていると、不思議とみんな静かに。
美味しい珈琲は人を無言にさせるなにかがあるようです。

ずっと楽しい「豆と暮らしと」の現場もあと少し、
最後まで仕事の愉しみを味わいながら、
良い住宅が出来るよう力を合わせて進みましょ~。

Category
豆と暮らしと
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2021.10.8

川上弘美さんの本。
袖ふれ合った人との縁と、失われてゆくものの物語。

この小説の中のセンセイのような存在は、僕の中にもあるような気がします。

僕をあぐらの中にすっぽりと収めてコーヒー豆を削っていた祖父の手の温もりや、
学生時代に「まぁ飲め。」とビールをついでくれたバイト先の店主の声のあたたかさ。
その存在やその時の空気の匂いのようなものを、今もありありと思う浮かべる事が出来ます。
人との出会いは時が経てば必然的に離れてゆきますが、その時に体に沁み込んだ
記憶はずっと、そっと自分の背中を支えてくれているような気がします。

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2021.10.6

ライトの中で一番好きな住宅「ケニス・ローラン邸」
車椅子のクライアントのために設計した住宅で、機能的にも意匠的にも
実に美しく解いています。
全て車椅子の目線から検討され、圧迫感が出ないよう家具の高さは目線
より下になるよう配慮されています。
ライト80歳頃の仕事ですが斬新なプランの裏側に、人の暮らしへの確か
な目線と愛情を感じます。

プランは円弧を重ね合わせて切り取った”フットボール”型プラン。
ガーデンルームからテラスへと繋がる円弧状の回遊動線が日々の
暮らしにどれほどの豊かさを生みだすか。
寝室や暖炉を眺めるソファコーナーはしっかりと壁に守られた
奥まった場所へ。
住む人の心に寄り添った、凛として優しい名作だと思います。

ガーデンルームからカーブした中庭を眺める楽しさ。
すっぽりと包まれたソファコーナーからはパチパチと燃える
炎と、ライトアップされた植栽を楽しむ事が出来ます。

一番良いな~ と感じたのが寝室の化粧台周りの設え。
車椅子の高さを考慮して窓と窓の間の鏡はカウンターまで下り、
本棚もちょうど手に取りやすい高となっています。
見慣れないバランスですがとても美しい壁面のプロポーション。
必要な機能をさりげなく美しく設える老建築家、カッコよすぎます。

Category
フランク・ロイド・ライト手描きスケッチ
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2021.10.4

川上未映子さんのエッセイ「きみは赤ちゃん」。
ご自身の出産をめぐるさまざまな事を、怒涛の勢いで書き下ろしています。

自分が新米パパだった頃に読んでいれば、もう少し戦力になれかも・・・
なので近くの新米パパにあげる事に決定。(^^)
もちろん普通にエッセイとして読んでもあっという間の面白さです。

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2021.10.2

「かこむ、暮らす。」屋根板金が葺き終わりました。

LDから中庭への眺め、
3寸勾配の板金屋根、軒先の線が切れ味良く走っています。

きれいに掛かった屋根は、プランも骨格も整っている証。
今後もきれいな屋根にこだわって設計を続けて行きたいと思います。

Category
かこむ、暮らす。
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