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2019.6.27

普段読まないジャンルの本なので読み切るのがなかなかに大変でした(^^ゞ
フィールドワークを通しての現地の種族のくらしの様子はとても興味深く、
大好きな漫画家水木しげるさんのラバウルでのお話を思い出しました。

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2019.6.25

f+cHOUSE現場、基礎工事が進行中ガレージがあるせいか大きく感じます。

コンクリートの品質検査、チェック後にコンクリートの打ち込み開始
木工事は上棟式に向けて刻みの準備、今後の進捗が楽しみです。

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f+c HOUSE現場ブログ
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2019.6.21

建築家の内藤廣さんの本の中で紹介されていたので気になって読んでみました。
ヨーロッパや中国などと比較しながら日本の「時間」「空間」に対するとらえ方の
特徴を丁寧にすくい出しています。
一言でいうと日本は「イマ」「ココ」の文化だと書いてあります。

「時間」について
ユダヤ教的時間は「出エジプト記」にみられるように始まり(エジプト)と終わり
(約束の地イスラエル)があります。
直線的に終わりに向かって進む時間で「イマ」は過去と未来との関係で位置付ける
事ができます。

それに対して日本的時間は「四季」にみられるような循環し繰り返すもので
円周として表現する事ができます。過去や未来との関係は弱く「イマ」が生まれ
続ける時間です。

「空間について」
ヨーロッパや中国は日常的に異文化との接触のある外部に開かれた空間で、
内部と外部の境界はあいまいです。

それに対して日本は「ムラ共同体」を中心とする閉じた空間で内部と外部の
境界が明確で意識は内部「ココ」へ向かいます。

そしてこの「イマ」「ココ」の文化が日本建築の特徴に関連しているのでは
と論が進みます。
日本建築の特徴として3つの特徴をあげており、
「奥の概念」 → 閉鎖的な共同体の概念から生まれる
「建て増し主義」「水平面の協調」→ 全体から計画するのではなく「イマ」
(部分)をひたすらに重ねてゆくこと水平方向へ空間生まれ、アシンメトリ
な形態になる。

こうした全体の捉え方は細部でこぼれ落ちることも多く、全てに納得する事は
できませんが思考の踏み台としてはとても有効な考え方と思いました。

普段はなかなか読まないジャンルの本なのでちょっと戸惑いましたが
読んでみるとなかなか楽しい(笑)
勉強は苦手ですが、個人の愉しみとしての読書の時間は好きです。

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2019.6.19

名作住宅トレース、ルイス・カーンの「フィッシャー邸」
糸杉でおおわれた2つの木箱を45度傾けてくっつけたなんとも
魅力的なお家です。

フィッシャー邸ではカーンが50年代に追求した2つの手法
・空間を分ける (スリーピングブロック リビングブロック)
・正方形から始める 
とともに
・斜めの配置(斜めの見えがかり、奥行き)
が使われています。
「斜めの配置」を使うことで幾何学の固さがゆるまり、また外壁が
すべて違う方向に向くことで様々な表情の光が室内へ入ってきます。

良い建築はプランが美しく何度眺めても飽きることがありません、きっ
と建築家の人柄や哲学のようなものが詰まっているからなのでしょうね。
今後も名作住宅トレースを続けてプランの奥にあるものを紐解いて
行きたいと思います。

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ルイス・カーン手描きスケッチ
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2019.6.14

「かまぼこ屋根のクリニック」竣工写真HPにアップしました、ぜひご覧ください。

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お知らせかまぼこ屋根のクリニック
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2019.6.11

えんがわ薬局竣工写真をHPにアップしました、ぜひご覧下さい。

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えんがわ薬局お知らせ
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2019.6.10

建築仲間のMさんが耳寄り展示会情報を持って遊びに来てくれました。
「ガウディをはかる」建築倉庫ミュージアムで開催中との事、
ガウディというとあの独特の世界観と圧倒的な密度からついつい正面
から向き合うのをためらってしまう存在。
ただゴシックを超えてゆこうとして生み出したカテナリー曲線のアーチ
などガウディの構造への思考はとても気になります。
入場料がちと高いですが「実測好き」(笑)としては機会があえばぜひ
足を運びたいです!

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その他
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2019.6.6

「プレゼンテーション」の授業もいよいよ中盤、
今回の授業ではアクソメという図法を覚えてもらいます。
ただ自由に書いてというと、ほぼほぼ真四角、キューブ上の建物
を描き上げる学生さんが多数・・・
もちろんキューブの形態がスッキリして意匠的に良い、という思い
もあるのだと思いますが実は
「屋根の掛け方、書き方が分からない」
「なんだか面倒くさそう(笑)」
というのが本音では(^^ゞ
そこで今回の授業では屋根の掛け方を覚えてもらいます。
「切妻」・「寄棟」・「片流れ」・「方形」
日本の気候を考えるとやはり屋根は掛けるべき、屋根の美しさを
感じ取ってくれる若い世代が育ってくれると嬉しいです。

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手描きスケッチ
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2019.6.4

大林宣彦監督の映画「異人たちとの夏」を見ました。
急に独白の場面が出てきたり、けっこうなホラーテイストがあったり
久しぶりに口をあんぐりと開いて観ました(笑)
だからといってドタバタかというとそんな事はなくノスタルジーのある
ぐっと惹きこまれてしまうとても良い映画でした。

主人公がひょんな事から12歳の時に交通事故で死に別れた両親と会う
お話なのですが、家族でちゃぶ台を囲む場面がなんとも良いのです。
瓶ビール、たばこ、陶器の灰皿、かっぱ巻き、爪楊枝・・・
うちの実家もこんなんだったなぁ~と家族の原風景のようなものを
感じさせてくれます。
夏も近づいてきたこの季節、ビールを飲みながら異界を味わってみて
はいかがでしょうか(^^)

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手描きスケッチ映画
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2019.6.1

水盤が好きです「春霞の家」「えんがわ薬局」と続けて水盤を庭にしつらえた
のですがクライアントさんにとても好評。
水盤自体というよりは水が水面を打つチョボチョボという「音」
そして壁にうつる水に反射した波のような「光の表情」が良いです。
循環式のしっかりした水盤をつくろうと思うと初期コストやメンテナンスの
問題でなかなか大変。
そこで考えた「ono式水盤」!(笑) コンクリートの表面にタイルを張った
水受けの中にホームセンターで売っているポンプを入れるだけのいたってシンプル
なもの、掃除したいときはゴム水栓を抜き横にある伸縮立水栓であたらしいお水を
張りなおす事ができます。
これぐらいシンプルなほうが気軽に設置できますねと自画自賛(^^)
かちっとした建築に「ゆらぎ」と「音」を生み出してくれる水盤、
暮らしに豊かさをもたらしてくれます。

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えんがわ薬局その他
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