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2021.8.31

木工家の長谷川さんより、店舗扉の”豆型手掛け”制作風景
が届きました。

家の細部に、大工さん、木工家さん、造園家さん、
それぞれの仕事への愛情が詰まっており、その集積が
端正で居心地の良い空間を生み出すのだと思います。

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現場ブログ豆と暮らしと
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2021.8.26

「かこむ、暮らす。」上棟式を執り行いました。

一日で骨組みが一気に組みあがる特別な日、カタカナの「ヒ」の字のような
屋根が掛かってゆく様子を確認できます。

棟梁の祝詞で工事の無事を祈ります。

娘さんも一緒に四隅の柱をエイッとお清め、
今後の進捗が楽しみです。(^^)

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.8.23

フランク・ロイド・ライトの住宅作品のトレースをするのに
関連の書籍をいくつか読んでいるのですが、
その中でもまとまっていて読みやすかった本。
ライトの歩みや、それぞれの時代の代表作がちょうど良いボリューム
で納められており、なによりカラー写真が豊富で眺めていて楽しいです。

この本のなかにライトらしからぬ?言葉が載っていました。
「裕福な人間のための大きな住宅ならば誰でも建てる事ができる。しかし、
 中流家庭のために美しい住宅を設計すること  そう それこそが建築家の気概を示すものなのだ。」

富裕層からの依頼がこなくなった負け惜しみ(笑)ともとれますが、いえいえこの言葉こそ住宅建築家の”矜持”なのだと思います。

またこんな言葉も
「最終的に建築家の価値を決めるのは、いかに自分のやっていることを愛しているかである。」
ライトの言葉は深いです。

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2021.8.20

 

HPに「笠間の平屋」竣工写真をアップしました、是非ご覧ください。

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笠間の平屋
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2021.8.18

フランク・ロイド・ライトが事務所を開いて初めての仕事
「ウィンズロー邸」
この処女作から、
プレイリーハウス「ロビー邸」
ユーソニアンハウス「ジェイコブス邸」
と追ってゆくとライトの建築の変遷を理解する事ができます。

プランは矩形を分割したオーソドックスな構成ですが、半円形に突き出した
温室や八角形の階段室の塔など独特な造形感覚が表れています。

この住宅の一番の特徴はやはり安定感のある正面立面。
まだ流れるような「オープンプラン」も水平帯の「窓」
も見られませんが、
・軒の深いゆるい勾配屋根
・暖炉を中心とした平面
・水平ラインを意識した立面の構成
などその後のライトの手法の種となるものが随所に見られます。
また今見るとなんて事はない外観と感じるかもしれませんが、
当時周囲に建ち並んでいたのはチューダー様式やクイーン・アン様式
など装飾過多の住宅、この率直な外観を持つ「ウィンズロー邸」の出現
は鮮烈な印象を与えたと思います。

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フランク・ロイド・ライト手描きスケッチ
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2021.8.16

「山のパンセ」の著者、串田孫一さんの本。「ギリシア神話」
串田さんの飾り気のない淡々とした文体のおかげで、
すんなりと楽しく読む事ができました。

こうした”神話”や「遠野物語」のような”民話”はお説教くさくなく
また隠された意図もなく、清々と読む事ができますね。
聖書で「右の頬をうたれたら・・・」などといわれても
うーん、ちょっとそれは・・・という感じですが。
「女神アテナが人間のアラクネと機織りの腕比べをした。
自分よりうまかったので織物を真っ二つに割き、アラクネを蜘蛛にしてしまった。」
こっちのほうがお茶目で、そういうもんだ!と腑に落ちますね。
落語の「あくび指南」のよう。

もちろん人々の無意識の世界に支えられている神話、民話は奥が深いのですが「意味」や「私情」に囚われる事なく朗らかで健全な話だと感じました。

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2021.8.13

「豆と暮らしと」大工さんの工事が大詰めを迎えています。

緑と空に挟まれた杉板の外壁、10年後はもっと良い感じに育っているはず。(^^)

住居と店舗のバッファゾーンとなる通り土間。
この空間がある事で、仕事と暮らしの風景がぐっと楽しくなります。

内部は木製建具が入りました。
傾斜天井も良い感じ、壁が白く塗装され、間接照明で柔らかい光が落ち
てくるのが今から楽しみです!

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現場ブログ豆と暮らしと
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2021.8.11

建築家、内藤廣さんの本。
編集者の建築に対する問いに、ひとつづつ著者が答えて行く構成。
内藤さんの文章は言葉が平明で、変に抽象的な話になる事もなく
すっと頭に入って来ます。

共感したのが、コロナ後に使われるようになった「新しい日常」
という言葉が気に入らないという文章。
以前「美しい国」という言葉が出た時もうすら寒い思いをしましたが、
この「新しい日常」という言葉も妙に軽く、壁に貼られた標語のように
体温を感じません。
この生理的な違和感を、おかしいと感じ言葉にできる感性を持ち続けて
いるからこそ内藤さんのファンが多いのだと思います。

日々の仕事の中でリセットしたあなと感じた時、内藤さんの本を
読むともう一度新たな気持ちで「建築」と向きあう事ができます。

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2021.8.9

「かこむ、暮らす。」基礎立上りの型枠、金物のチェックをしました。

型枠の巾寸法、アンカーボルト(基礎と土台を連結する金物)の位置、通り
などを一つづつ確認して行きます。
この後、立上りコンクリートの打ち込み、脱枠が終わるとお盆明けに上棟予定。
建物の架構が立ち上がるのが今から楽しみです!

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.8.6

朝事務所に着くと目の前の公園を散歩します。

草の匂い、葉の深い緑色、セミの声、水面に揺れる光、
少しの時間ですが体で”夏っ”を感じる事ができます。
設計という仕事をする上でも、とても大切な時間だと感じます。

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その他
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