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2020.9.29

あたらしい計画「母の家」が動き始めました。

なかなか思い入れの深いプランが出来たので、計画のやり取りを
振り返ってみました。
クライアントさんから最初にご相談があったのは1年半ほど前の事。
クライアントとクライアントのお母さまが住む住宅、
今あるお家を解体し、母が暮らしやすい家を建てたいとのお話。

僕自身現在実家の両親を家族と協力して見守っていることもあり、
自分の事のようにプランを考えました。

最初にまとめたのがこのプラン、
方形屋根をふたつ重ねそれぞれプライベートゾーンとパブリックゾーンを
割り当てるという建築的な構成を意識した案。
クライアントさんにも気に入って頂きましたが、お母さんが暮らす背景と
して少し固すぎるかなぁ・・とも感じていました。

もう少し簡素なお母さんの暮らしを支えるプランを、
ともう一度手を練り直す事に。
そんな時に頭に浮かび、計画の拠り所とした事がふたつあります。

ひとつは現調の時に目にした現在クライアントさんが住んでいるお家の南側に
伸びる心地よい縁側スペース。
もし今暮らしている空間の記憶を受け継ぐような場所が残せたら、
お母さまも安心して生活できるかなぁと思いました。

もう一つは建築家、ル・コルビュジェがスイスの湖畔に設計した「母の家」
コルビュジェが自分の母のために建てた18坪ほどの小さなお家。
暮らしを支えるための廻れる動線、しっかりと確保されたサービススペース。
母への思いが詰まった愛らしいプランです。

このふたつの手掛かりから練り直したのがこのプラン。
回遊動線を組み込んだシンプルな平屋とし、南側へは一直線に伸びるえんがわを
収納などの裏方のサービススペースの面積もきちんと確保し、
家事同線もお風呂→洗面→洗濯→物干しと一直線でつなぎました。
寝室から水廻りへの裏動線も確保しています。
地味ですが暮らしを支えるプランができたかなぁと思います。

時に自分の両親を想いながら手を練っていると、住宅設計はやはり暮らしに対する
愛のような感覚が大切なのだなぁと改めて感じる事が出来ました。

Category
母の家現場ブログ
Tag
2020.9.18

「笠間の平屋」杉板の外壁塗装が完了しました。
ゆるい屋根勾配と4尺の軒の出がよいプロポーションを生んでいます。

外壁は杉板押し縁抑え、だんだんと馴染んで風合いが出てくる素材です。

リビングの掃き出し窓、正面の栗林を望むよう計画した窓です。

コーナーに設えた天窓、上部からやさしい光が落ちて来ます。

Category
笠間の平屋
Tag
2020.9.16

「ふたつ屋根の下」外部足場が解体され外観が見えて来ました。
白い外壁に木製の建具が映えます!

内部は造作工事が進んでいます、リビングのかまぼこ天井には桐の板張り
間接照明で照らされる予定、楽しみです。

玄関のスリット窓から壁天井に柔らかい光が・・・

現場の会議の後にクライアントさんのお母さまがチーズケーキの差し入れを!
舌触りも甘みも絶品でした(^^)
お菓子作りの得意なお母さまで、図面の打合せの時からゼリー、シフォン、
ガトーショコラ、ドーナッツ、何度舌鼓を打ってきた事か。
現場が終盤に掛かると感じる「寂しさの理由」のひとつかもしれません。(笑)

Category
ふたつ屋根の下
Tag
2020.9.14

 

「ふたつ屋根の下」オープンハウス、全ての回でご予約を頂く事が出来ました

ので受付を終了させて頂きます。

見学会を了承頂いクライアントさん、お問い合わせ頂いたみなさまへ改めて

感謝致します。

予約頂いた方、気を付けてお越し下さい当日お会い出来るのを楽しみにしてお

ります。

心ならずも対応できなかった方々、申し訳ありません。

また次回見学会等ご案内させて頂きますので引き続き宜しくお願い致します。

 

低い寄棟屋根が水平に伸びるシンプルな平屋のお家
天窓から光差すライブラリーも心地よいです。

ご都合が付きましたら是非お越し下さい。
各回1組限定の*予約制となります。ご来場頂ける場合は

・お名前 ・人数 ・参加希望日時(下記よりお選び下さい)

お問い合わせメールにてご連絡下さい、確認致しましたらこちら
より詳しい現場案内図を送付させて頂きます。

*ご案内できる組数が限られるため住宅を検討中の方を対象させて頂きます、同業者の方などはご遠慮下さい。
*住宅というプライベートな建物の性格上ご近所の皆様はご遠慮頂いております。
*感染症対策として以下の条件で開催致します。
・各回1組完全入れ替え制。
・常時窓開放。
・手袋、マスクの着用をお願い致します。
・体温37.5℃以上の方入場お断り致します。

日時:

10月10日(土)

➀ 10:00~10:50 (定員となりました)

➁ 11:00~11:50 (定員となりました)

➂ 13:00~13:50(定員となりました)

➃ 14:00~14:50 (定員となりました)

➄ 15:00~15:50(定員となりました)

➅ 16:00~16:50(定員となりました)

10月11日(日)

➀ 10:00~10:50 (定員となりました)

➁ 11:00~11:50 (定員となりました)

➂ 13:00~13:50(定員となりました)

➃ 14:00~14:50(定員となりました)

➄ 15:00~15:50(定員となりました)

場所:水戸市

交通:水戸駅より車で10分程度

Category
ふたつ屋根の下
Tag
2020.9.11

「ふたつ屋根の下」のダイニングテーブルの製作が進んでいます。
きれいなタモの木目、美しい接合部のディテール。
もしかすると家より長い付き合いになる家具、きちんとした材料で
きちんと手を掛けてつくったものはやはり良いですね!

材料を直に手で摩りものを組み立てる、家具職人さんの世界
ものづくりの哲学が詰まっていていつも憧れてしまいます。(^^)

Category
ふたつ屋根の下家具
Tag
2020.9.9

「なんでそなっちゃうの」なんて時に聴きたくなるのが
高田渡さんの声、
高田さんといえば山之口獏さんの詩を歌った「生活の柄」
ユーモアがあり、深い本当に良い歌。

何より高田さんの佇まいが本当にチャーミングです。
落語家の志ん生さんもきっとこんな雰囲気があったのでしょう。
小さな頃はこんなおじさんが町内に一人はいたような気が(笑)
ぎすぎすした世の中、「タカダワタル的」な存在、雰囲気があればなぁ・・・

Category
手描きスケッチ音楽
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2020.9.1

独立して自分の事務所を設立した頃、約1カ月半の北欧建築旅行をしました。
コペンハーゲンに滞在した時に、ウッツオンの設計した教会があると聞き
脚を運んだのがこの「バウスヴェア教会」。

コペンハーゲン郊外の駅で降り、少し歩くと教会の外観が見えてきます。
「あれっ」と思うほど素っ気ない外観。工場か倉庫のよう。

外観からは想像のつかない豊かな内部空間。
簡素で清廉なインテリア、入道雲のような天井から白い透明な光が落ちて来ます。

ウッツオンのコンセプトスケッチのトレース。
ハワイの海岸で雷雲を眺めている時に「雲の下に集う教会」という
アイデアが生まれたとの事、詩人ですね。

プランは2.2Mのグリットで構成されたシンプルなもの。
東西に伸びる骨格に居室と光庭が交互に埋め込まれてゆきます。

こちらがダイナミックな断面、
「雲の下に人々が集い、雲間から光が差し込む。」
そんな美しい情景を見事に空間として実現させています。
建築はプランが命と思っていますが、断面もまた決定的に大切な要素だと
思い知らされた体験でした。

またウッツオンの娘、リンが担当した美しいテキスタイルの色使いも秀逸。

この時は独立したばかりで今後の仕事の見込みもなく、不安な心を抱えながら
の建築旅でした。
ただこの「バウスヴェア教会」で天井から落ちてくる光を感じている時に
「建築っていいなぁ・・・仕事もなんとかなるんじゃないかしら」と訳もなく
勇気が湧いて来たのを覚えています。
いつかトレースしなければと思っていたのですがやっと出来ました。
思い出の建築です。(^^)

Category
ヨーン・ウッツォン北欧手描きスケッチ
Tag
2020.8.30

まだまだ暑い日々がつづきますね。
食欲が出ない、そんな時は辛い物を!

スパイスを効かせた「夏野菜カレー」
夏野菜といってもナスだけですが(笑)
ハフハフ食べて汗をかいて、グビグビ飲む。
これで猛暑も乗り切れるはず。(^^)

Category
料理
Tag
2020.8.24

「笠間の平屋」杉板の外壁工事が進んでいます。

杉板を押し縁で押さえステン釘で留めていきます。
自然素材のもつムラの美しさを感じます。

内部は大工造作工事が進んでいます、天窓から切り取られた青空が・・・

こちらはかまぼこ天井の籠り部屋、畳にゴロリとくつろげる場所。
今後の進捗が楽しみです。

Category
笠間の平屋
Tag
2020.8.21

ウェス・アンダーソン監督の作品。
ホテルのコンシュルジュとベルボーイの師弟の物語。
ストーリーはもちろんの事、とにかく映像が美しい、
ピンクや紫の色遣いにうっとりしてしまいます。

この監督の作品の登場人物は自分の了見を持っており、
粋な佇まいを見せてくれます。
アキ・カウリスマキ監督の世界と重なる部分があるような・・・

自分の了見を持って寛容に生きる、とてもチャーミングな
映画でした。

Category
映画
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