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2022.2.25

図面に向かって設計を詰めている時、鉛筆を走らせながら
「こうした方が使いやすいかなぁ・・」とか
「この机の高さで太ももと抽斗は干渉しないか?」
とか悶々としながらスケールを片手に頭を掻きむしっております。(^^ゞ

引渡し前、なにもなかったように納まっている現場で
「ここはなかなか苦労して考えたなぁ・・・」
などと感慨にふけりながら、工夫した箇所を手で擦っている自分がいます。
今回はそんなふうに検討した”工夫”をいくつか紹介したいと思います。

・アプローチの鎖樋
玄関へつながるアプローチ上は雨が垂れてこないように雨樋を落とします。
普通の竪樋でも良いのですが、玄関横には少し無骨な印象。
そんな時に使うのが”鎖樋エンスイ”
お結び型のシンプルな形、雨の日には雨水がちょろちょろと下に流れていく
様子にほおが緩みます。
雨の日にお出かけする時、すこし気分が明るくなる工夫です。

・車庫横に設けた外部収納
玄関周りはどうしても物が多くなりがち、
そんな時玄関横の車庫に外部収納をつくるととても便利。
車のメンテナンス道具やタイヤ、ゴルフバックやベビーカー
外部土間なので汚れを気にせずガンガン使うことができます。

・キッチンカウンター下のちょこっと収納
キッチンシンクの前に少しカウンターを立ち上げる
(散らかったシンク廻りを直接見せないよう)事が多いのですが、
その下にちょっとした収納スペースをつくります。
調味料や計量カップ、普段使いのマグカップなど気軽に置く事ができ重宝です。

・書斎カウンター下のプリンター、ルンバ置き場
書斎カウンターでパソコンを使う時に、プリンターをどこに置くかという
問題が出て来ます。
カウンター上に置けば使いやすいのですが、普段はカウンター下に棚を
つくりそこに収納すれば机の上がスッキリと。
ただカウンターの高さや棚の奥行など、脚を入れた時にぶつからないよう
慎重に寸法を決める必要があります。
また便利なルンバの定位置もカウンターの下につくりました。

・塀の出入り口
このお家では中庭を区画する塀をつくったのですが、玄関へ廻らなくても
直接外に出れるよう出入り口の小扉を作りました。
閉じている時は塀の一部に見えるよう、ただ開け閉めの時には板金笠木や
扉が塀と干渉しないよう。
建具屋さんと板金屋さんがきれいに収めてくれました。

ひとつの住宅の中のいろんな場所に様々な知恵や工夫が込められています。
”ここにありま~~す”という工夫ではなくさらっと控えめで無口な”工夫”
そんな工夫が暮らしをおおらかに支えてくれます。

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かこむ、暮らす。その他
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2022.2.9

「かこむ、暮らす。」2月5日6日の2日間に渡る見学会が無事終了しました。

周辺の環境からプライバシーを保ちつつ、いかに心地よい場所を
つくれるかを念頭に、丁寧にクライアントさんと積み上げた住まい。
お家の橙色の灯が中庭に漏れる夕景を見て、
いいお家ができたなぁ・・・と実感しました。(^^)

このような機会を与えてくれたクライアントさん、
協力して頂いた工務店のみなさん、
お忙しい中足を運んで頂いた方々に感謝致します、ありがとうございました。

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お知らせかこむ、暮らす。
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2022.2.5

「かこむ、暮らす。」ほぼ工事が完了、ひょろりと伸びるアオダモの
枝が迎え入れてくれるようです。

中庭を抱え込むように広がるリビング空間。
周囲の視線からプライバシーを守り、のんびりと暮らす事ができます。

造園家さんがゴロリと並べてくれた”みかも石”
お庭に石があると落ち着きが生まれますね、
雨の日の濡れた石の表情もたまりません。

中庭に面した縁側空間、
本棚とソファを設えて休日はゴロリと読書を・・。
計画当初、敷地の東西に並ぶマンションの視線を以下に防ぐかを
繰り返し検討したプラン。
落ち着いた空間になり一安心。
クライアントさんがここでどんな暮らしを送られるのか、
今から楽しみです。(^^)

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かこむ、暮らす。
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2022.1.25

「かこむ、暮らす。」植栽、外構の工事に移りいよいよ現場も終盤。
造園家さんに植栽を打ち込んで貰うと急に”すまい”の雰囲気が漂って来ます。

いつも感じる事なのでなぜだろう?と考えてみたのですが、おそらく植栽が
入る事で建築の表情がほころぶからだと思います。
竣工間際の建築には”おろしたての運動靴”のような、まだ土地と馴染んでいない
ぎこちなさを感じます。
そこに緑のおおらかな曲線が入り、その緑が風で揺らぐことで建物の表情が
ぐっと和いで来るのです。
人工物である”建築”と自然の”庭”がうまいバランスで溶け合うと人にとって
快適な場所が生まれます。
そんな絶妙なレシピを求めて設計を深めて行きたい思います。

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かこむ、暮らす。
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2022.1.11

「かこむ、暮らす。」年明け最初の現場打合せ。

外部は塗装も含めほぼ完了、
日が差すとナチュラル色の外壁が鮮やかに映えます。

内部は塗装工事の下地処理が進んでいます。
ビス穴ひとつひとつ丁寧に処理してゆく職人さん、
矜持を持って仕事に臨む姿はカッコいいです。

いよいよ現場も終盤、ここからは打合せの度に空間が
変化してゆくので、現場に来るのが楽しみです。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.12.27

「かこむ、暮らす。」年内最後の現場打合せ。
外部工事はほぼ完了、
日が差すとナチュラル色の板張りが鮮やかに浮かび上がります。

内部は壁天井のボード張り、家具工事が進んでいます。
2間巾のテレビボード、下部に間接照明が。
内部のボードが張り終わり白く塗装すると室内の印象が
ぐっと豊かに変わります、今から楽しみです。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.12.17

「かこむ、暮らす」外壁の塗装が完了、
鮮やかなナチュラル色の外壁となりました。

特徴的な屋根の造形、周りを建物で囲まれた敷地だからこそ生まれた形です。

中庭への眺め、現場で検討した塀の高さもちょうど良い具合。

アプローチの洗い出しは大磯1分砂利に決定。
現場はこれから内部のボード張り、今後の進捗が楽しみです。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.11.29

「かこむ、暮らす。」外壁の塗装が進んでいます。

黙々と丁寧に仕事を続ける棟梁!

青い空、シルバーの屋根、ナチュラル色の板壁が良い塩梅。
敷地の条件、屋根の形、クライアントさんの雰囲気などを感じながら
色を決めてゆくのは楽しい工程です。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.11.17

「かこむ、暮らす。」外壁の板張りが進んでいます。
道路側からの外観、外壁の垂直線と軒先の水平線のきれいな対比。

東側の外観、にょきッと突き出した2つの屋根が特徴的です。

今回の板張り外壁は押し縁で押さえる凸ではなく、
目透かしの凹の納まりとしてみました。
この”板巾”と”目地巾”を、原寸図を描いて事務所の壁に張り付けて
いろいろなパターンを何度も検討しました。
現場をみるまで少し不安でしたが良いバランスで一安心。(^^ゞ

現場について外壁を見た時に”きれいだな”と感じたのですが、その印象を
生みだしているのは監督さんの配慮と棟梁Nさんの丁寧な仕事ぶり。
バカ棒と呼ばれる定規で外壁の割り付けを検討。
その後板を釘で止めて行くのですが、
一度下穴を空けてから張り付けるという徹底した仕事ぶり。
お陰で釘のラインがピタリと揃い、その細部の丁寧さが建物全体に端正な
印象を与えています。
”矜持を持って誰に言われるでもなく自分の仕事をまっとうする。”素敵です。
Nさんとはこれで3棟目、今後も宜しくお願いします。

リビングへ入って正面の風景。
開口部のない板壁が植栽のスクリーンとなり緑を引き立たせてくれるはず。
今後の進捗が楽しみです。

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かこむ、暮らす。
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2021.10.29

「かこむ、暮らす。」中庭をコの字に囲む屋根と、
そこから突き出した車庫部分の屋根。

道路面からの眺め、建物の低いプロポーションと水平に走る
屋根のラインがきれいです。

リビングソファから中庭への眺め。
東西をマンションに挟まれた敷地ですが、壁・屋根・開口部の取り方
を工夫し、「どの風景を切りとるのか」意識して設計する事で
プライバシーを保った居心地の良い眺めを生みだす事ができます。

建築の打合せの後は造園家さんとお庭の打合せ、
庭の一部に存在感のある”石のテラス”を計画しているとの事。
どんなお庭になるのか今から楽しみです。(^^)

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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