無事旅行から戻り、報告がてら東京谷中のお墓参りへ。お参りの帰り道に東京芸大近くのカヤバ珈琲へ寄り道、小さい頃からこの近くを通るたびに古臭い建物だなぁ(笑)と思っていましたが今はその良さが分かります。
お店は一度閉めたのですが、地元の有志、NPO法人によって復活。
内装は建築家永山裕子さんによるもの、
下は名物タマゴサンド、マスタードがほんのり効いて絶品です!
ぜひお試しを。
無事旅行から戻り、報告がてら東京谷中のお墓参りへ。お参りの帰り道に東京芸大近くのカヤバ珈琲へ寄り道、小さい頃からこの近くを通るたびに古臭い建物だなぁ(笑)と思っていましたが今はその良さが分かります。
お店は一度閉めたのですが、地元の有志、NPO法人によって復活。
内装は建築家永山裕子さんによるもの、
下は名物タマゴサンド、マスタードがほんのり効いて絶品です!
ぜひお試しを。
一ヶ月に渡る建築旅行が終わり、無事に水戸へもどりました。
ずーっと胸に秘めていた憧れの建築、
調べ、歩き、朝日の入り方を見てスケッチをし、組み上げられた石を撫で回し、家具を実測して感心し、匂いをかぎ、風の音を聴き、暗闇に差す一条の光に感激し、本当に五感を通じてひとつひとつの建築を堪能する事が出来ました。
ただ今思い返すと建物と一緒にそこで出会った人々の顔が浮かんできます、道を教えてくれたピザ屋さん、わざわざ遠回りして建物の近くへ下ろしてくれたバスの運転手さん、落としたコインを拾ってあげたらはにかみながらキートス(ありがとう)ととびきりの笑顔をくれた小さな女の子。
一人の旅は道を教えてもらったり、地元の食べものを説明してもらったり、そうした小さな善意に支えられながら旅を続ける事が出来るのです。
異国で受ける小さな親切や、優しい笑顔は本当に勇気づけられます。
そう思って日本にいる自分のまわりの人々を思うとすぐにたくさんの素敵な笑顔が浮かんできました。そういった人達に囲まれている自分は本当に幸せ者だと思います。
わがままな旅行を許してくれた家族、暖かい言葉をかけ、応援してくれた友人、まわりの人々。おかげさまで本当に貴重な旅行をする事が出来ました、ありがとうございました!
この経験を活かして益々建築設計の道を精進して行きます。
アアルト建築巡礼、最後の目的地ヴィラ・マイレアを訪れました。
現代美術に造詣の深い友人夫婦のためにアアルトが設計した住宅です。
20世紀の美しい住宅といえば必ず名前のあがるお家です。北欧の建築はまず何より敷地が素晴らしいです。
住宅部分から伸びた外リビング、暖炉やブランコ、サウナ小屋がありなんとも気持ちの良い場所でした。
コルビジェやアアルトの建築を見ると必ずあぁ、コルビジェだな アアルトだなという形を見付けます。独りよがりなオリジナルではなく、地中海の波や静かな湖、垂直に伸びる松林など自分の愛するまわりの自然からインスピレーションを受けているのですね、自分の形、欲しいです(笑)
セイナツァロからバスで20分程行ったところにアアルトが建てた夏の家コエタロがあります。
松林の中をぐんぐん進んでゆくとコエタロが見えてきます。
コエタロは実験住宅として建てられ、様レンガの積み方や2階の床を屋根から釣るなどいろいろな工夫の跡を見る事ができます。
松林に呼応する様な縦格子と外壁に絡まる緑、アアルト建築の特徴です。
室内にはほんわりとした居心地の良さが漂っています。吉村順三さんの建物を見学した時に感じたのと同じような空気感です。
離れのサウナ小屋、アアルトもこのサウナで温まっては目の前の湖に飛び込んでいたのでしょうね、僕もいつかやって見たいです(笑)
雨模様の中ヘルシンキからアアルトの建築が点在するユバスキュラへ向かいます。
最初に向かったのはセイナツァロの村役場、アアルトの後期の傑作と言われ若い頃に旅したイタリアの山岳都市をイメージしたとか。
予約しておくと村役場の中にあるその名もアアルトというゲストルームに泊まる事ができます。
アアルトの建物は窓辺が本当に気持ち良く、蔦に反射した緑の光が部屋に木漏れ日の様に差し込んできます。
会議場の小屋組はかなりアクロバティックでした!
ヘルシンキに着きました!
さすがに連日の移動でへばり気味、なにか美味しいものをとガイドブックをめくると、あの映画の舞台になったかもめ食堂があるとの事。嫁さんとテレビでチラッとみた程度ですが気になるので行ってみる事にします。
トラムに乗って歩く事数分。
ありました、かもめ食堂!
いかにも地元の食堂といった趣き、おくでは町内会の会議?をやっています。
頂いたのはフィンランド名物ミートボール。店主さんもとても感じの良い方でした、日本に帰って映画を見るまで旅行を先延ばし出来た気がします(笑)
いよいよ最終目的地のフィンランドへ。
移動はフェリー、17:00にストックホルムを出発して翌朝9:00にヘルシンキへ到着します。
巨大客船、カジノやバーも入っています。
森と湖のように静かな海の間をのたりのたりと進んで行きます。
フィンランドではアルヴァ・アアルトの建築巡りをする予定です。