松本市内をぶらぶら歩いていると松本市立美術館の「戦後日本住宅伝説」
のポスターが、これは行かねば!と住宅デザイン教室の設計仲間と早速
見に行きました。
展示会場にはいると、丹下健三「自邸」東孝光「塔の家」白井晟一「虚白庵」
石山修武「幻庵」・・などすべて学生時代から図面集や雑誌で穴の開くほど眺め
てきた名作住宅ばかり。
半日あっても足りないくらいのとても内容の濃い素晴らしい展示会でした。
松本市内をぶらぶら歩いていると松本市立美術館の「戦後日本住宅伝説」
のポスターが、これは行かねば!と住宅デザイン教室の設計仲間と早速
見に行きました。
展示会場にはいると、丹下健三「自邸」東孝光「塔の家」白井晟一「虚白庵」
石山修武「幻庵」・・などすべて学生時代から図面集や雑誌で穴の開くほど眺め
てきた名作住宅ばかり。
半日あっても足りないくらいのとても内容の濃い素晴らしい展示会でした。
松本に行ったらぜひ見たいと思っていた古民家「馬場家住宅」に足を運んでみました。
5月の心地良い風に吹かれながらテクテクと歩いていきます、遠く見える連峰や
道端に咲く野の花がとてもきれいです。
バス亭を降りて歩く事10分程、馬場家の表門が見えてきました。
「本棟造り」と呼ばれる形式で緩い勾配の板葺の切妻屋根と、棟の部分につけ
られた「雀おどし」が特徴的な長野県南部にのみ分布する日本の中でも非常に独特
の形式をもつ民家です。
写真の印象では少し威圧的な建物かなと思っていたのですが、実物をみると建物が
低く抑えられとてもバランスの良いむしろ簡素な印象です。
古民家を見学するときにいつもきれいだなぁ・・と思うのがこの眺め。
ほの暗い空間の先に明るい庭が障子のフレームで切り取られ、庇でバウンド
して障子を通してやわらかく調整されたやさしい光が壁や床にまわりこんで
います。
学生時代にスペインやイタリアなど地中海の建築も見て回ったのですがもっと
直接的な光で影と光のコントラストがビシッとしていて日本の建物の光とずい
ぶん違うなぁと感じたのを思い出します。
急な階段を上ると天井の低い部屋が、正面の出格子が外観を引き締めています。
日本の古民家には日本の地域の風土によってつくられた造形、工夫が至るところ
に散りばめられています。古民家を理解することは日本の風土を理解する事、
まだまだ現代の住宅にも参考になる点がたくさんあると思います。
建築ツアーの帰りに松本にある雑貨屋さん巡りをして来ました。
まずは木工家三谷龍二さんの「10㎝」タバコ屋さんだった小さな建物を
改修したお店、この小さいサイズ感がなんとも魅力的です。
「10㎝」から少し歩いたところにある「ラボラトリオ」昔薬局だった
建物で2階は薬の調合、実験などしていたところからの店名との事、
2階にあるカフェもとても良い雰囲気でした。
雑貨屋さんやカフェを歩いていて感じるのはこうした店のオーナーさんのほう
がせまい建築の世界に閉じ籠っている設計者よりよほど斬新で良いセンスをも
っているという事、
僕もこうした場所から学べるものは素直に吸収したいと思います。
建築家伊礼智さんの主催する住宅デザイン学校の「松本建築視察ツアー」に
参加して来ました。ゲストとして来られた造園家萩野寿也さんからもとても
興味深いレクチャーを受ける事が出来ました。
講演会のあとは伊礼さんが設計、荻野さんが造園をされた国興ホームさんの
モデルハウスを見学、居心地の良い場所をちりばめるという伊礼さんの設計
作法を身をもって体感しました。さらに素晴らしいのはビールが振る舞われた
事(笑) 広いアウトドアリビングで風を感じながら冷えたビールを飲む事で
ひと時住んでいる人の気分を味わう事が出来ました。
夜は伊礼さん、荻野さんを囲んで楽しい懇親会!一番の盛り上がりを見せる
イベント(笑)です。ぼくも積極的に伊礼さん、荻野さんの隣に座りあつい話
をしてもらう事が出来ました。
二日目は伊礼さんの「白馬の山荘」を見学したあとに安曇野ちひろ美術館へ、
設計は内藤廣さん、内藤さんらしい素直できれいな建物です。
バスで移動して同じく内藤さんの設計した竣工したての安曇野市庁舎を見学。
いい建築をたくさん見て、たくさんスケッチで手を動かして色々なものを
吸収できました!やはりこの仕事は楽しいなぁ(笑)と感じた2日間でした。
週末に七ツ洞公園で開かれた「不思議の国のティーパーティー」へ家族で出かけて来ました。
参加しているお店も、ドレスバードさん、ニュートラルさん、リトルクーさんなど
センスの良いお店ばかり、おいしいパンや焼き菓子もたくさんありました!
ストレイシープさんのテントに置いてあったフランス、ジェルデ社のアンティークの
フロアランプ、しぶいですねぇ!
公園自体もとても気持の良い場所で、子供たちも飽きずに探検していました。
またイベントがあればぜひ訪れたい場所です。
リノベーション計画の空間のイメージを固めるべく恵比寿にある「PACIFIC FURNITURE SERVICE」
さんへ行って来ました。
工業系のゴツイ照明や、ヴィンテージ家具などとても魅力的な店内です。
すぐ近くにある「PARTS CENTER」
店内には時計、ドアノブ、照明、スイッチプレートなど様々なパーツが置いてあります。
なんだかアメ横ちっくで楽しいです。
お店で実物を見るとイメージが湧いてきます!リノベ計画楽しみです。
今月の初めに詩人の長田弘さんが亡くなりました、「住む」という住宅雑誌に毎回長田さんの
詩が見開きで載っていて、いつも読むのを楽しみにしていました。
実務に追われて心の余裕がなくなりそうな時に長田さんの詩を読むとスーっと力が抜けて心を
落ち着けることが出来ました、上の詩はやはり「住む」に載っていたもので、本当にそうだ
と共感し、今も仕事場の机の前に張り付けてふとした時に目に入るようにしています。
これからもたまに長田さんの本を取り出して日々を大切に過ごしてゆければと思います。
新プロジェクト「おおきくつながる家リノベ」が動き出しました。
築20年のお家の1階をスケルトン状態にしてリノベーションする計画
です、インテリアはもちろんの事、耐震性、断熱性といった住宅の
インナーマッスルもきちんと整えます!
耐震的に弱いと思われる部分には補強の壁を入れ、必要性の少ない壁
は撤去して広々と空間がつながるLDKとなります。
ぐるぐると家の中を動き回れる動線もポイントです。
インテリアはシンプルにつくり、椅子や照明、スイッチプレートなど
をインダストリアルスタイルとする事で中の雰囲気をつくりたいです。
今回の計画はいつも以上に家具と照明が大切になりそうです。
”いぬとそらと暮らす家”晴れわたる空のもと地鎮祭を執り行いました!
クライアントさん、施工者、設計社の3者で今後の工事の無事と
素晴らしい家ができるようお祈りします。
これから約半年間3者で協力して良い現場にしましょー。
2階リビングとすることでプライバシーを確保しながら、日照、通風のいちばん
良い場所を住まいの中心とする計画です。
2人のお嬢さん、2匹のワンちゃんと一緒に楽しくゆったりとすごす、そんな
暮らしのうつわとなる住宅をイメージしています。