あたらしい計画「眺めの良いいえ」が動き出しました。
始めてご相談を頂いたのは昨年の秋頃、敷地の資料を見せて頂いたところ
千波湖脇の高台という好立地。
現場調査道具を抱えていそいそと敷地へ脚を運んだのを覚えています。
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その時に起こした現場スケッチ、と敷地模型。
立地は素晴らしいのですが気になったのは以下の点
・南面は地盤が1.5M上がった分譲地、住宅アパートが3棟並んでいて南面の採光、
眺望は厳しそう。
・北側にも住宅が建っており、南側に大きな窓があるのでプライバシーに配慮が
必要
・東側は隣地が2M下がっており庭となっている、その先も東側へなだらかに地形
が下がってゆく。
以上の点から、
・南北の窓はあきらめて一番眺望の良い東面にメインの窓を持ってくる。
・建物の真ん中に坪庭をつくりそこから南側の採光をまかなう。
・敷地が広いので平屋も捨てがたいが、採光と眺めの良さから2階リビングか?
という大まかな方針を決定。
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その後もなにか設計の手掛かりはないかと周囲をしつこくぶらぶら散歩、
地形に合わせて東側へゆっくりと下ってゆくと樹高30Mを超える見事な大ケヤキ
が、さらに歩を進めると吉村順三さんの設計した茨城近代美術館、千波湖があら
われて来ます。
「この眺望はなかなかないな!」と2階リビング案を本命に。
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![](https://onosekkei.net/wp/wp-content/uploads/2020/12/s-IMG_6878.jpg)
建物配置のスタディ模型、東西方向へ「への字屋根」を掛け玄関側は軒先を
低くしてプロポーションを抑えます。
メインの窓がくる2階東側には木製の大開口、
南北を壁で囲まれたアウトリビングテラスとすることで周囲の目を気にする
事なく素晴らしい眺望を味わう事が出来るはず。
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建物の断面スケッチ、
2階リビングから東側へ伸びる視線、坪庭に面したハーフユニットバスなど
楽しい断面計画が出来ました。
久しぶりの2階建、今から上棟が楽しみです!
ちなみに家の命名はイギリスの映画「眺めのいい部屋」より、(^^)
映画のラストシーン、フィレンツェの街並みに負けない素晴らしい眺望を
期待して、乞うご期待です。