宇都宮美術館へ水木しげるさんの展覧会を見にゆきました。
水木さんがあの世へ旅立たれてからもう4年経つのですね、
ただ水木漫画の魅力はいまだ健在、美術館につくとたくさんの
ちびっ子達が (^^)
水木さんの人生をなぞるように原画や映像が展示されており、子供
と一緒にひとつひとつゆっくりと堪能しました。
あらためて水木さんのストーリーのうまさ、そして画への執念を
感じました。
さらっと流してしまいそうな背景がすごく緻密で、一切手を抜いて
いません。
アシスタントさんには
「背景は空気感を感じるように描かなきゃいかんのですよ!」
と仰っていたよう、この細部までへの気配りが少しゆるくも迫力
のある「水木ワールド」を支えていたのですね。
設計で言えば「ストーリー」が骨格となる「プラン」
背景などの「細部」が「ディテール」にあたるのでしょうか。
同じものづくりに係るものとして、妥協せず細部まで追求する
変態的なスピリット(笑)ゆめゆめ忘れてはなりませんね。