神戸衝原にある日本最古の民家といわれる「箱木千年家」を見学して来ました。
スケッチを描くと屋根の大きさと極端な軒の低さが良く分かります、壁を手で隠すと
ほぼ竪穴式住居、ハイハイをしていた竪穴住居がスクッと立った姿のようです。
軒の低さが気になり早速実測スケッチ、なんと一番低い部分でほぼ目線の1550㎜の高さでした。
内部は暗くひんやりとした空間、動物の巣のような住まいの原点を感じます。
この建物で一番いいなぁと思ったのがこの縁台のような軒下空間、内と外の中間領域、奥行も1300
程度あるので座布団を引けば外部リビングに、こういう場所は今の住宅でもとても楽しいスペース
にする事ができそうです。
昔の人々の暮らしを受け止めてきた民家には今の暮らしにも繋がるヒントがたくさんありそう
です!