気になっている北欧の椅子を勉強しに新宿OZONEにある
ノルディックフォルムさんへ、手前に映っているのはノルウ
ェーの安楽椅子「シエスタ」抜群の座り心地で、吉村順三さん
の設計された脇田山荘の暖炉に前に置かれていました。
こちらはハンス・ウェグナーのPP-701
スチールの軽やかなプロポーションと背板の十字のチギリ
が印象的な椅子。
ウェグナーの奥さんのお気に入りの椅子だったようです。
こちらもハンス・ウェグナーのイージーチェアCH25
安楽性のために後ろに傾いた座板がそのまま伸びて後脚
になるフォルムが美しいです。
背と座は紙を寄ったペーパーコードで編み込んであります。
最後はボーエ・モーエンセンのスパニッシュチェア
独特の低いフォルムで雑誌などでも見る機会が多い椅子
です。
構造などは簡素につくられていますが、オークや一枚
皮を使っているので経年変化が美しくどっしりと風格
のある椅子、ここぞという場所にそっと置きたいですね。
形が際立っているので実際座り心地はどうなのかなぁ?
と思っていたのですが、座らせてもらうと腰がグッと落
ちて安定感があり、ずっと座っていたいような座り心地
、さすが質実剛健なモーエンセンの椅子です。
今回は実物をスタッフの方にお願いして実際に座らせて
もらったり、素材の触り心地や移動の際の重さを確かめ
たり・・いろいろ教えて頂いたおかげで写真で見ていた
北欧の椅子がグッと身近になりました。
「家具は人につく」という言葉もあるようにともすると
建物より長い付き合いになるもの。
もし椅子を検討されている方がいたら、自分のお尻で座
り心地を確かめながらじっくりと楽しみながら意中の椅子
を選ばれる事をお勧めします!