ブログ

2017.4.28

「春霞の家」基礎工事がいよいよ始まりました。

まずは組あがった基礎の配筋検査、コンクリートの中に埋まる
鉄筋の太さ、間隔、かぶり厚さなど図面の指示とかわりないか
1カ所ずつ確かめていきます。
配筋もゆがみなく、型枠もきれいに組まれていました。

配筋の検査をクリアすると翌日は基礎底板(底面)のコンクリート
打ち込みです。
生コン車で運ばれてきたコンクリートが図面指示の性能をクリア
できているか受け入れ検査を行います、立ち会ってスランプ、
空気量、塩化物量などをチェック。

コンクリートの性能が問題ない事を確認したら打ち込み作業
開始です。
次回の検査はコンクリート立ち上げ部分の型枠検査、松林の
なかだんだんと建物のボリュームが立ち上がってくるのが
楽しいです!

Category
春霞の家現場ブログ
Tag
2017.4.27

休日に双子の息子とつくるパスタシリーズ、今年の目標は
「脱トマトソース!」(笑)  今回はジェノベ―セ。
このために買ったミキサーがやっと出番です。

バジルの葉、ニンニク、松の実、オリーブオイルをミキサーにかける
ときれいな色のバジルソースの出来上がり。

ソースさえできれば後はゆでたてのパスタと混ぜるだけ、今回は
ほくほくのジャガイモを添えて完成!
季節外れですが美味しいパスタができました。

Category
手描きスケッチ料理
Tag
2017.4.25

伊礼さんの住宅デザイン学校の副賞で頂いた「たためる椅子」が届きました!
吉村順三さんのデザインで、座布団のように気軽に出し入れできるよう考え
られた椅子です。

椅子をたたむ方法は上のイラストのように”パタ パタ パタ”
じつに簡単で意味もなくたたみたくなります(笑)
この楽しい仕掛け、椅子の軽さ、そしてなにより座り心地、
品があってキャラもたった素晴らしい椅子ですね。

Category
家具手描きスケッチ
Tag
2017.4.22

暖かい陽気になってきたので家族で那須・黒磯までお出かけ!
まず向かったのはカフェ・ショウゾウ、おいしいコーヒーとスコーンを
堪能しました。

すぐおとなりのChusさんでランチを頂きました。
家具の工房だった場所を改修したお店との事、ダイナミックな小屋
組の大きなフレームのなかにロフト空間がありとても楽しい空間に
なっています。

最後は黒磯駅前にあるタミゼクロイソへ、この看板(鉄板のドア)
の質感がたまらなく好きで(笑) 来るたびにいいなぁ、と思います。
レジにはフードスタイリストの高橋みどりさんがいてシェーカーの本に
ついてお話ししてくれました。

益子や那須など新しいカルチャーが生まれているところに出かけると
とても刺激になります。
またぶらぶらと散策に来たいです!

Category
カフェ・雑貨・お店
Tag
2017.4.20

青山で開催されている「建築家・山田守の住宅展」へ行ってきました。
山田守といえば真っ先に思い浮かぶのは京都タワー・日本武道館など、
独特のヌメッとした造形が印象に残ります。

自邸でもやはりヌメッとした造形感覚が効いています。
コーナーの出窓や屋根の庇もR面に処理されており、階段も
シリンダーのような円筒形が外観に露出され少しSFチック
な今見ても新鮮な佇まいです。

この住宅ではピロティの上に浮いた2階がリビング(畳間)
になっていて南側はへの字に縁側が廻り込んでおり、手の
ひらを敷地の上にかざして陽だまりを掬い取ったような
イメージが浮かびます。
縁側には樹木の葉の影とともにサンサンと太陽が降りそそぎ
ピロティの浮遊感と相まってなんとも居心地の良い場所、猫
なら一日中ここでゴロゴロしてるはず(笑)
またへの字のコーナー部に柱がなく曲面ガラスで処理されて
いるため横方向の視線が切れる事なくヌメッと抜けていき、
曲面をうまく使う効果を実感する事ができました。

この住宅は住居+事務所の3階建ての併用住宅
通常1・2階を事務所(土足ゾーン)3階を住居(靴脱ぎゾーン)
とする事を考えますがあえて2階に住居部分を持ってくる事で
土足ゾーンと靴脱ぎゾーンが入れ子のように混じる面白い構成
家の中に街路がそのまま入り込んできて混在しているよう。
初期プランでは縦に貫く土足階段と靴脱ぎ階段の動線が3階で
外部空間となるバルコニーで交わるというとても豊かな動線計画
今でも参考になるところがたくさんありました。
4月23日までなのでご興味のある方はぜひ脚を運んで下さい!

Category
建築探訪手描きスケッチ
Tag
2017.4.13

気になっている北欧の椅子を勉強しに新宿OZONEにある
ノルディックフォルムさんへ、手前に映っているのはノルウ
ェーの安楽椅子「シエスタ」抜群の座り心地で、吉村順三さん
の設計された脇田山荘の暖炉に前に置かれていました。

こちらはハンス・ウェグナーのPP-701
スチールの軽やかなプロポーションと背板の十字のチギリ
が印象的な椅子。
ウェグナーの奥さんのお気に入りの椅子だったようです。

こちらもハンス・ウェグナーのイージーチェアCH25
安楽性のために後ろに傾いた座板がそのまま伸びて後脚
になるフォルムが美しいです。
背と座は紙を寄ったペーパーコードで編み込んであります。

最後はボーエ・モーエンセンのスパニッシュチェア
独特の低いフォルムで雑誌などでも見る機会が多い椅子
です。
構造などは簡素につくられていますが、オークや一枚
皮を使っているので経年変化が美しくどっしりと風格
のある椅子、ここぞという場所にそっと置きたいですね。
形が際立っているので実際座り心地はどうなのかなぁ?
と思っていたのですが、座らせてもらうと腰がグッと落
ちて安定感があり、ずっと座っていたいような座り心地
、さすが質実剛健なモーエンセンの椅子です。

今回は実物をスタッフの方にお願いして実際に座らせて
もらったり、素材の触り心地や移動の際の重さを確かめ
たり・・いろいろ教えて頂いたおかげで写真で見ていた
北欧の椅子がグッと身近になりました。
「家具は人につく」という言葉もあるようにともすると
建物より長い付き合いになるもの。
もし椅子を検討されている方がいたら、自分のお尻で座
り心地を確かめながらじっくりと楽しみながら意中の椅子
を選ばれる事をお勧めします!

Category
その他
Tag
2017.4.11

週末に設計仲間と水戸芸術館で開催された藤森照信さんの
講演会へ出かけてきました。
藤森さんのざっくばらんな語り口でとても楽しい講演でした
が、お話のなかで今回の新作の茶室「せん茶」について
「水戸東照宮の戦車を参考にしたんだよ」
というお話がありさっそく気になります(笑)

こちらが藤森さん茶室「せん茶」
藤森さんらしいなんとも可愛いフォルムです。

翌日藤森さんが参考にされた戦車をみに水戸駅前の東照宮へ。
上の写真は東照宮の入口付近の四差路、
横尾忠則さんの「Y字路」のようで好きな場所です。

坂道を上がっていくとありました!
これが徳川斉昭が造らせた「安神車」、こちらもナウシカ
に兵器として出てきそうななんとも魅力的な形。
藤森さんが惹かれたのも納得です。
馬につないで移動し、前の小窓から銃を突き出して射撃する
しくみ、長期戦に備えて下板にはなんと排泄用のスライド式
の開口があります(笑)
実際つかわれた事はないようですが、実物をみると斉昭が
一生懸命に、そしておそらく少し楽しみながら考えた様子
が伝わってきてなんだか嬉しくなります。
思わぬ形で水戸攘夷の歴史まで学んでしまった藤森さんの
講演会、とても刺激になりました!

Category
その他
Tag
2017.4.7

銀座8丁目ビルが立ち並ぶ中、昔と変わらぬ佇まいで営業して
いる画材屋さん”月光荘”
画家の猪熊弦一郎さんもよく通っていたお店で、地下の絵葉書
コーナーには猪熊さんのイラストのものも並んでいます。

僕が愛用させて貰っているのはウステンと呼ばれる紙に1cm
のグリットで薄い点が打たれているスケッチブック。
鮮やかな表紙のカラーや裏表紙のイラストなど開くだけでも
嬉しいスケッチブックです。
これを使ってどんどん勉強するぞー!

Category
身の廻りのモノ
Tag
2017.4.6

出張の帰りに国立近代美術館で開催されている「茶碗の中の宇宙」展へ行ってき
ました。建物の前の広場では赤い毛氈が敷かれ、陽だまりの中でみんなが思い思
いにお茶を楽しんでいます。
暖かい陽気、桜、お茶、それだけで幸せですね。

建物は谷口吉郎さんによるもの、
展示は代々の楽茶碗が並んでいて壮観です。
なかでもやはり長次郎、そして本阿弥光悦作の茶碗は群を抜いています。
長次郎の「大黒」「禿」といった茶碗の光を吸収するようなマットな質感、
光悦の「乙御前」「雨雲」のモダンで大胆な造形、何度も眺めても凄く
良い(笑)「たまらんな~~」という感じです。
これだけの楽茶碗が揃う機会はなかなかないと思うので焼き物好きの方は
ぜひ訪れてみて下さい。

ちなみに次回はこんな展示会の予定、これまた楽しみです!

Category
美術・展示会
Tag
2017.4.3

水戸芸術館にて開催されている「藤森照信展」を見てきました。
藤森さんは僕が学生の頃から独自の世界観を持った建築家として注目
を集め、今では世界的な建築家になっています。

内部に入るといきなり藤森ワールド(笑)が広がっています、今回は
フラッシュを使わなければ撮影OKの太っ腹な展示でした。

藤森さんならではの造形感覚、「縄文」の匂いがします。

展示会場の最後に置かれた藤森さんの新作の茶室「せん茶」、水戸駅近くの神社
で昔の手押し式の「戦車」を見て、そのイメージから今回の展示用に作られたと
の事、1回5名限定の狭き門ですが、今回はこの「せん茶」の茶席に参加させて
頂く事ができました。
キャタピラのような車輪を踏んで躙り口をくぐると、床は銅板で輝き、床の間の
ような窓からは芸術館の真っ白な壁に光のラインが走っています。
わくわくするような茶席で美味しいお菓子を頂きながら幸せなひと時を過ごせました。

Category
その他美術・展示会
Tag