今日の目的地はニースから電車で30分ほどのカップマルタン。フランスの建築家ル・コルビュジェのキャバノンと呼ばれる休暇小屋があります。
建築家の中では20世紀最大の巨匠、ル・コルビュジェはパリにアトリエを構えていましたが地中海を愛し、終生この地に足を運びました。
いよいよキャバノンの見学、雨漏りがあったとの事でビニールの帽子をかぶっていました(笑)
内部はコルビュジェがつくったモデュロールという寸法体系(日本の尺寸のようなもの)で細部まで設計し尽くされています。
僕の無理なお願いに対して、特別にプライベートツアーという形で案内してくれたセリーヌさんとリサさん。笑顔いっぱいのお二人に感謝です!
休暇小屋からひたすら坂道を登る事30分、この絶景の中にコルビュジェと奥さんのイボォンヌさんのお墓があります。
お墓らしからぬ、コルビュジェらしいお墓。最後まで自分の道を歩き続けたのてすね。
左がコルビュジェ、右が奥さんを表しているとの事。
ちなみにコルビュジェは77歳の時に、友人に「私の中にはまだ100年分のアイデアが詰まっている、ではまた」とのセリフを残し、眼下に広がる海に出掛け帰らぬ人となったといいます。
巨匠の胸の中にはどんな思いが秘めらていたのでしょうか。