木工作家の三谷龍二さんがデザイン、陶芸作家の安藤雅信さん作の
「三谷カップ」素っ気ないほどの形とデザインですが普段使いに
ちょうどいい器です。
「日本民芸館」で長年に渡り学芸員をされていた尾久彰三さんの本
「民藝」なんていうとなんだか近寄りがたそうな感じですが本のページ
を開くとゆるくて可愛らしい物の写真がたくさん。眺めるだけでも楽し
い本です!
子供が春休みという事もあり家族で笠間の陶芸体験教室へ
てびねりコースとロクロコースがあったので今回はロクロコースを選びました。
くるくると廻るロクロに乗った粘土をいじっているとあっという間に時間が・・・
ルーシーリーみたいにつくりたかったのですがなかなかそうはいかず(笑)
出来上がりがたのしみです!
月末に結婚10周年を記念して(厳密には11年目なのですが)念願の
「俵屋旅館」に宿泊する予定をたてています。
俵屋さんは京都を代表する老舗旅館で、増築部分、新館は建築家の吉村順三
さんの設計によるもの。
設計者にとっては有名な憧れの建物、多分チェックインしたらチェックア
ウトするまで宿から離れられないのではないか・・(笑)と思っています。
中村好文さんの「意中の建築(上)」にのっている「俵屋旅館」のプランをトレースして
予習はバッチリ、奥さんに引かれない程度に(笑)実測に励んでこようと思います!
リノベーションスクール@水戸に参加して来ました、
参加当日にリノベ対象物件、チーム(8人×4チーム)が発表され
3日間でリノベ案をまとめるというもの、
僕の参加したチームは対象物件の周辺の住民の構成に注目し
・タワーマンションなどに住む地域とあまりつながりのないママ
・敷地の近くにある女子高生(校外にあまり居場所がない)
・単身で住むご高齢のおじいちゃんおばあちゃん
対象の空き店舗をお弁当の宅配サービスの拠点とする事で、ママ・
女子高生・じいちゃんばあちゃんのつながりをつくり、そのつなが
りをまちへと波及させて行こうという案
チームのメンバーと議論をつくし、久方ぶりの徹夜作業(笑)で練った
リノベーションプラン。
派手さはありませんが、ひとのこころのつながりや街の風景をつなぐ
という提案はまちづくりの本質を捉えた自画自賛(チーム画チーム賛?)
の良い提案だったと思います。
黄色い自転車にのった(魔女の宅急便ならぬ)女子高生の弁当宅配便が街を
颯爽と走り抜けてゆくまちの風景、ひとのつながりが自転車宅配便という形
でまちの人々の目に見えるという物語、なかなか素敵ですよね。
普段の業務とは全く違う視点でリノベーションを考えることができた
今回のスクール、とても貴重な経験になりました!
新刊の「coyote」は安西水丸特集、少しとぼけたようでいてもの凄く
スタイリッシュな水丸さんの絵は学生の頃からずっと好きでした。
僕も趣味でスノードームを集めているのですがこれも水丸さんの影響(笑)
水丸さんのしか描けない線、そんな独自の線を僕も描けるようになりたいです。
上野の東京都美術館で開催されている「ボッティチェリ展」に脚を運んで
来ました。ボッティチェリの絵は新婚旅行でフィレンツェのウフィツィ美術館
で観てから10年ぶりです。
会場には「東方三博士の礼拝」や「聖母子」など教科書で目にするような絵が
並んでおり、そのなかでも僕がいいなぁと思ったのは「美しきシモネッタの肖像」
簡素に処理された背景の中で真横を向く女性の表情がなんとも美しくしばらく立
ち止まって眺めていました(笑)
なかなかない企画だと思いますのでお近くに行く際にはぜひおすすめです!
つくばのシンゴスターリビングさんの隣にできたカフェスペース「COX」に行ってきました。
道路側からみると砂場のお山のようななんとも不思議な造形、ただ圧迫感はなく平屋にしては
高く2階建てにしては低いこれまた不思議なプロポーション。
道路を渡りぐるりと廻りこむと入口がこれまた3Mはあるであろう大きな扉が
普通の建築ではあまりないスケール感ではやくも建築ごころが釘付けに。
内部へ入ると抑制の聞いた無彩色の空間にアーコールチェアとモーエンセンのJー39が
素っ気なく並べてあります。
外観だけ見ると奇をてらった建築かと感じますが中にはいると空間の高さや横方向の
しぼりかた、トップライトからコンクリートの壁をなめるように落ちてくる光など
豊かな内部空間をきちんと作るための外観と納得出来ます。
うーんとうなりながらリンゴのタルトを注文(笑)コーヒーを飲みながら実測スケッチ、
やはり建築巡りはやめられません!