いつも家具でお世話になっている家具工房の長谷川さんより素敵な贈り物
が届きました。
正円のうつくしい2枚の木皿、バーズアイメープルという貴重な木材。
こういうものを見るとまず手でさすりたくなる(笑)のはなぜなのでしょうか?
「視覚」が幅をきかせる世の中ですが、「手ざわり」の感覚ほうが本能に近い
気がします。 大切につかわせて頂きます!
いつも家具でお世話になっている家具工房の長谷川さんより素敵な贈り物
が届きました。
正円のうつくしい2枚の木皿、バーズアイメープルという貴重な木材。
こういうものを見るとまず手でさすりたくなる(笑)のはなぜなのでしょうか?
「視覚」が幅をきかせる世の中ですが、「手ざわり」の感覚ほうが本能に近い
気がします。 大切につかわせて頂きます!
建築家、ルイスカーンの本
カーンの言葉は難解と言われていますが、確かに参考書のように読もうとする
と混乱するかもしれません。
文章の前後の関係が前後したり、同じ事を伝えるためになんども言葉を選
びなおしたり。
ただカーンの言おうとしていることは単純で
「建築の元初こそが大切で、そこに触れた喜びの感覚を忘れるべきでない」
という事。
その事を伝えるるために「ジョイ・オーダー・トータルハーモニー・フォーム」
いろんな言葉を使いながら「本当にこの言葉で合っているのか」と自問しなが
ら言葉を重ねてゆくカーンの姿勢が伝わってきます。
なのでカーンの本は一編の詩、例えば谷川俊太郎さんの詩集を読むような感覚
で読むといろいろな事を感じることができます。
「測りえないもの」をなんとか言葉を使って捉えようとするカーンの様子は
「夜空の星に必死で手を伸ばす小さな男の子」のようで微笑ましいです。
「建築家は資料集成から必要な情報を集める人ではなく、その場所、環境につい
ての本性を見出し示す人である」
たまにカーンの文章を読むと自分のなかにある芯・センターの大切さを思い出さ
せてくれます。
茨城近代美術館へ「ポーラ美術館コレクション」を見に、
展示会最後の週末という事もあり多くの人が来ていました。
錚々たる画家の中で良いな~~と感じたのがセザンヌの絵、
深く落ち着いた色合いと、セザンヌ独自の画面の構成、
描いてあるものはなんの変哲もない物なのですがいつまで
も眺めてしまう魅力的な絵でした。
同じくしげしげと眺めてしまった休憩所にあるソファ、
建築家吉村順三さん設計のものですが、座りやすさや
ほっこりと目に優しい形は何度見ても好きです。(笑)
仕事のときも普段着もシャツを着ることが多いです。
オーソドックスでいながら普段の生活でも着れるシャツ、ありそうで
なかなかない(笑)
このYAECAの白シャツはまさにそんな要望にピッタリのシャツ、普通の
形ですが、少しゆったりとした身幅でリラックスして着ることが出来ます。
またボタンがスナップ!
幼稚園児の時以来のパチパチとボタンをはめる音になんだか嬉しくなります。
またお店にいけばこの型のシャツがかならず置いてある安心感、
「質のよいオーソドックスで遊びごころのあるシャツを、
定番としてつくり続けることで安心感と愛着を生む」
「シャツ」を「住宅」に置き換えればまさに僕が目指しているもの、
確かな哲学のあるモノはしみじみとした良さがありますね。
先週とても嬉しい贈り物が届きました。
包装がとても美しく、あけられずに机に飾っておきました。
薄茶のシワシワの紙と緑のカード、そして表に添えられた
唐辛子の赤のきれいなバランス。
送り主、只者ではないな!(笑)と感じました。
クリスマスの贈り物もそうですが、プレゼントの包装がよい感じ
だと受け取る人のうれしさが倍増しますね。
一週間ほど眺めてくらし、ついに先日包みをオープン。
中身はなんとGD賞のお祝いのオリジナルバインダー!
表にはono設計室のロゴ、裏面には「春霞の家」のイラスト
遊び心あふれた贈り物のおかげでとても幸せな気持ちになりました。
ありがたやありがたや、大切に大切に使わせて頂きます。
初めてウォン・カーウァイ監督の映画を見た時にその斬新な手法と
醸し出す独特の世界観に「こんな撮り方があるんだ」と心を動かさ
れたのを覚えていますが、この「アイスと雨音」で久しぶりにその
感覚を味わいました。
演劇の本番へ向けて葛藤する6人の若者の情景を72分ワンカットで
描いた作品。
役者さんの表情や現場の臨場感を伝えるカメラワークが素晴らし
いです。
若さゆえの持て余す程の熱、焦燥、楽天的な態度、
ザラリとした苦い手触りを思い出させてくれる映画でした。
「グッドデザイン賞2018」「いばらきデザインセレクション2018」
の受賞を記念し、クライアントさんのご厚意により11月24日(土)に
受賞作「春霞の家」のオープンハウスを開催させて頂きます。
建物と周囲の環境をゆっくりと味わって頂くために、こじんまりと
各回3組×3回 の9組限定の見学会とさせて頂きます。
*今回は住宅を検討中の方を対象とした見学会となります、同業者の方等
の参加はご遠慮頂いております。ご理解の程宜しくお願い致します。
予約制となります。ご来場頂ける場合は
・お名前 ・人数 ・参加希望日時(下記よりお選び下さい)
をお問い合わせメールにてご連絡下さい、確認致しましたらこちら
より詳しい現場案内図を送付させて頂きます。
日時:
11月24日(土)
➀ 11:30~13:00 (定員)
➁ 13:00~14:30
➂ 14:30~16:00
場所:茨城県大洗町
交通:東水戸道路「水戸大洗IC」より車で10分程度
皆様のお越しを楽しみにお待ちしております!
建築の計画がはじまりプランの方向性が見えてくると、内部の検討の
ためスケッチを描いてみます。
模型を作るよりも手早くできるし、家具や照明の配置、庭と窓のとり
方などスケッチを描いてみるとおおまかにつかむ事ができます。
クライアントさんに説明する時も立体的に提案できるので喜んで貰え
る事が多いです。
何よりもこうして検討スケッチの線を走らせ、まだ見ぬ空間を手探り
しながら手を動かしている時間は設計という仕事の醍醐味を感じる至
福の時間です(^^)
「春霞の家」が いばらきデザインセレクション2018 に選定されました。
審査員のコメント
建物を雁行させる事で生まれた凹凸や、土間、軒先が、内と外、人と自然を
ゆるやかにつなぎ居心地の良い空間をつくり出している。海岸松林でのスケ
ール感への配慮が秀逸。
周囲に対するスケール感は本当に何度も検討したところなので、その点を評
価して頂けたのは本当に嬉しいです。
クライアントさま、施工業者さまに感謝致します。
マルセル・デュシャンの対話集
既製品の便器にサインを入れ作品として発表した「泉」などを
見ると、どこか食わせ物で野心家のようなイメージがありまし
たがこの本を読んでかなり印象が変わりました。
自分のリズムを大切にする愛情のあるお爺ちゃんという感じ、
インタビューアーの
「スペインのカダケスでどのような生活を送っているのか?」
という質問に対し
「日陰に居るのです。とても気持ちがいい。」
おそらく芸術活動についての生活を聞きたかった質問にたいしての
この返し(笑)
ここにデュシャンの人柄があらわれているような気がします。