造園家、荻野さんが植栽を手がけられた「ホテルザセレスティン京都祇園」へ、
良い空間を設計するためには良い空間を経験し、自分の中に蓄積してゆくしか
ありません。
少しお高めの宿泊代ですが、自分の芸(設計)の肥やしになると思えば
なんのその!
今回泊まったのはこのホテルの中ではこじんまりとした部屋。
ただ置かれている茶器や浴衣のセンスの良さや、心地よい照明の配置、
リートフェルトの建築のように脱衣室を分けるスライディングウォール
などたくさんの見所がありました。
そしてなんといっても荻野さんの庭が最大の見せ場、
夜月明かりのように上から降りてくる光に照らされてゆらゆらと揺れる
コハウチワカエデの美しいこと。
設計者にとって空間を体感するのはお寿司屋さんがネタを仕入れるような
もの、お財布と相談しながら今後も良い空間を体感して行きたいです!