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2020.4.28

インテリアコーディネートの依頼を頂いたお部屋に、家具・照明をしつら
えました。
家具・照明はインテリア構成の主役、置くだけで空間の雰囲気がガラリと
変わる事をイメージし、楽しみながら計画しました。

テーブル、家具はいつもお願いしている家具工房さんと設計、製作
プロポーションよく納まったと思います。

ダイニング照明はラジオハウスペンダント、楕円形のガラスと真鍮の
ベースが良い感じ。

キャビネットにレ・クリントのスタンドライトを置き光のエクボを、
深緑色のアルコールランプを思わせる魅力的な照明です。

椅子はYチェアとセブンチェアを合わせて少しシックなインテリアと
なりました。

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その他
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2020.4.26

アサリが旬なのでボンゴレビアンコ!をつくりました。
もやもやした日々が続きますが、お天気が良くてビールと
パスタがあれば幸せな時間を感じる事ができました。

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料理
Tag
2020.4.23

家族でワイワイ見れる映画をと借りてきたのが
三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」
始まりから終わりまで”映画愛”にあふれた元気のでるお話です。
見どころは何といっても佐藤浩市の怪演、デラ・トガシ!
何度見ても爆笑してしまいます。
佐藤浩市さんが隠し持っているユーモアや可愛さが爆発し
た瞬間なのでしょうね。

Category
映画
Tag
2020.4.21

思うところがあり養老孟司さんの本を読み返してみました。

現在の「都市化」した社会は、ものごとを「同じ」というくくり
でまとめて行く抽象化、「脳化」した社会で、「意識」が先行し
キリン・ゾウ・ネズミ → 動物
動物・植物・菌類 → 生物 
生物・無生物 → 物質 
と同じを繰り返し、統合してゆきます。
こうした分類の頂上に統治者であるGOD(神)が存在する一神教的世界
世界を同じ規格で統一しようという「グローバリズム」の考えかたですね。

他方、「自然」は「違う」を繰り返し、意識よりも「感覚」、脳よりも
「身体」が先行する多神教的世界。
「なんか違うんだよな~」とか
「生理的に受け付けない」
といったセリフは「意識」ではなく「感覚」が処理したアウトプットでしょう。

今の世の中はこの「同じ」の繰り返しがそろそろ限界来ているのかもしれ
ませんね。
養老さんの本は普段モヤモヤしているところに焦点を当て、ズバッと
切断してくれるので読んでいて面白いです。

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2020.4.19

最近息子たちが家にいるので一緒に料理をする機会が増えました。
今回は「春のチキンカレー」
黄色のサフランライスに緑のグリーンピース・・のはずがグリーン
ピースはカレーに埋もれてしまいました(笑)
最後にのせるのがミソのよう、お味はスパイシーで上出来でした。
家族時間が増えることで幸せを感じる場面もありますね。
次は「タイ風カレー」を狙ってます(^^)

Category
料理
Tag
2020.4.17

フランスの哲学者ガストン・バシュラールの本
空間の原初のイメージについて書かれいます。
正直文章は難解です。(僕にとっては)
詩集を読む感覚で項をめくってゆくのがちょうど良い感じ。

「身をひそめることのできるものだけが、強烈にすむことができる」

「生は幸福にはじまる。それはかくまわれ、まもられ、家のふところ
に温かくいだかれてはじまるのだ」

家のふところ、とても良い言葉ですね。
うまく説明はできないけれどとても大切な事、そんなものが書かれて
いる本だと思います。

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2020.4.15

落ち着かない日々が続きますが、最近事務所で
あらためて「家」ってなんだろう・・・と考えています。
もちろん人を外部環境から守るシェルターとしての「家」
そのための骨格、性能、合理性、経済性。
ただそれだけではなにか片手落ちのような気がします。
そんな時に心に浮かぶのがちいさい頃に過ごした
「ばあちゃんち」
なにかヒントがあるような気がして記憶をたどってプランを
スケッチしてみました。

不思議なものでプランをなぞっていると、それぞれの場所の
記憶や空気の匂いのようなものが次々と心によみがえって
きます。

学校から帰ってくると迎えてくれた大きな柿の木や、枯れ井戸
の中に座り込みひんやりとした地べたから空を見上げた時の感覚。
いまだにありありと「ばあちゃんち」を味わい感じる事ができ
る事に少し驚きました。

「家」は生活の容器としてだけでなく、「思い出」や「記憶」
をしまい込んでくれる、そんな役割もあるような気がします。

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手描きスケッチ
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2020.4.10

石工を経てパリの屋根裏部屋でカルトと呼ばれる手札を
書き続けたロベール・クートラス。
繊細で、小心で、子供のようにはにかみ、疑い深く、
みんなに愛されたいと願っている。
クートラスの絵を見ていると、
ちいさい頃にいつも持ち歩いていた毛布の手触りや、
宝箱にこっそりしまっていた美しい鳥の羽の様子。
雨の日のえんがわのしん、とした空気
いろいろな古い記憶が呼び起こされて来ます。

クートラスのカルトにはそういった記憶や夢想を
呼び起こす不思議な力があると思います。

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2020.4.8

家具照明のコーディネート依頼して頂いたお仕事のテーブル
づくりが始まりました。
家具工房さんから途中経過の写真を頂いたのでアップします。

今回は栗のテーブル、茶褐色の落ち着いた風合いです。
まずは栗の原木をならべて木目の流れなどを検討、
その後歩留まり(効率の良い材料の取り方)などを考えて栗板をカット!

板の表面を仕上げたら3枚の板をはぎ合わせて天板に、
板と板はダボをつかって接合します、金物をほとんど用いず
昔からの木の特性を読んだディテールです。
家具ができあがって行く様子は何度見ても嬉しくなってしまいます(^^)
今後の進捗が楽しみです。

Category
家具
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2020.4.6

吉村順三さん「南台の家」をトレースしました。
度々の増築を経た吉村さんのご自邸、一回で完璧な建築をつくるのではなく
必要な時に必要なぶんを継いでゆく。
現世の住宅を「仮の宿り」とみなす、日本人らしいおおらかな考え方ですね。

とても好きな住宅なので挙げればきりがないのですが2つだけ。

まずはプランがとても好きです、
玄関ホールを中心に少しずつ回転しながら斜めに連なってゆく部屋のつながり。
それぞれの部屋が正方形に近い骨格をもっている事で空間に落ち着きをもたら
しています。
また北西にまとめられた、水廻り、女中室などのサービススペース。
裏方にもしっかりとスペースをとり回遊動線でつないでいます、とても家事
仕事がはかどりそうなプラン(^^)

つぎにリビングの家具配置
暖炉(火)を囲むようにソファ、椅子が置かれ、視線の先には池の水と樹々の緑。
ここでおしゃべりをする時は、互いの顔を直接見るのではなく、暖炉の火や水面
に揺れる光をみながらポツリポツリと語り合う雰囲気になるでしょう。

キャンプで焚火をしている時、海を眺めながら並んで座っている時、妙に素直な
言葉がでる事があります。
吉村さんは「家」もそういった情景と同じように心安らぐ場所であるべき、
そう考えてあたたかい心配りをしながら設計したのだと感じます。

眺めているだけで心地が良くなるプラン、住宅設計は奥が深く楽しいです!

Category
吉村 順三手描きスケッチ
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