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2021.6.30

「かこむ、暮らす。」気持ちの良い青空の下、地鎮祭を執り行いました。

神主さんの祝詞、「よぉぉ~~!」という声を聞いて不思議そうな娘さん。
「あのおじさんなんでさけんでんだろ、ちょっと怖い」(笑)

旦那さんの後に、お母さんと3人で仲良く鍬入れの儀式。
ほっこりとした良い地鎮祭となりました。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.6.28

あたらしい計画「かこむ、暮らす。」が動き始めました。

クライアントさんに事務所に遊びに来て頂いたのがちょうど1年程前。
ヒアリングシートを手に現地を訪れると、
東西を4階建てのマンションで挟まれた敷地。
周囲の様子を観察しながら考えたのが以下の点

・マンションからの視線を防いでプライバシーを確保せねば。→「かこむ」
・南東へ空が抜けているので日照は確保できそう。
・周辺に緑が少ないため「庭」をつくって心地よい場所へ。→「暮らす」

何度も手を練ったプランの変遷を少しおさらい、

プランA
まずは南東に開いたオーソドックスなL型プラン。
リビングの開口を南へ開き、南北方向へ寝室郡を伸ばしています。

プランB
水廻り、ガレージの位置を反転してみると・・・

プランC
南側が少し解放的すぎるような、和室を突き出して囲ってみよう。

プランD
どうせならぐるりと囲ったコートハウスに!
なかなかいいぞ(^^)(最終案に近いかたち)

プランE
D案のキッチンとソファを動かすとどうか・・・中庭との関係がイマイチ

プランF
少し角度を振ると動きがでるか・・・明らかにやりすぎ(^^ゞ
いろいろやったけどプランDの方向でプレゼンをまとめよう!

こんな風にぶつぶつと独り言をいいながら黙々とプランを詰めて行きます。

コの字型のコートハウスからカーポートが突き出た外観、
水平方向に伸びやかな屋根の形となりました。
寄棟屋根の低い軒がぐるりと廻る事で、周囲からの視線を防ぎ、
中庭をとおして空と緑とつながる落ち着いた住まいの計画に。

リビングの壁を一部斜めにする事で空間に奥行きと動きが生まれます。
中庭を囲む板張りの外壁が「緑」を引き立てるスクリーンとなるように。

はじめてお会いした時はまだ赤ちゃんだった娘さん達も、いまやスタスタと
歩き元気な声でおしゃべりをするお姉さんに。
クライアントさんと少しづつ丁寧に積み重ねてきたすまいの計画、
現場も丁寧に着実に進めてゆきたいと思います。

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かこむ、暮らす。現場ブログ
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2021.6.26

「豆と暮らしと」上棟式を執り行いました。

3間×11間の切妻屋根の架構が水平に伸びて行きます。

屋根を眺めるご主人と息子さんの一コマ、ご家族の大切な記憶になりますね。

お揃いのピンクTシャツを着て一礼、工事の無事を祈願します。

司会進行でのギャグがいまいちでスベリ倒した監督Kさん(笑)
にも帰り際に娘さんからお土産が。

家に帰ってお土産を開いてみると、なんとono設計室と工務店さんの
コラボパッケージの焙煎豆が!
こういうひと手間がとても嬉しく身に沁みます。
大切にゆっくりと飲ませて頂きます。

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現場ブログ豆と暮らしと
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2021.6.21

「眺めの良いいえ」6月19日20日の2日間に渡る見学会が無事終了しました。

東側に広がる眺望を生かそうとクライアントさんと練った住宅。

見学された方に「これは良い眺めですねぇ~!」と狙い通りの(笑)
嬉しい言葉を頂きました。

このような機会を与えてくれたクライアントさん、
協力して頂いた工務店のみなさん、
お忙しい中足を運んで頂いた方々に感謝致します、ありがとうございました。

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お知らせ眺めの良いいえ
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2021.6.17

「眺めの良いいえ」いろいろな光の風景が散らばっています。
週末に見学会を行います、ご興味のある方はぜひご参加下さい。

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現場ブログ眺めの良いいえ
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2021.6.17

偶然見たカネコアヤノさんの「アーケード」という曲のライブ映像、
久々にカッコいいもの見たなぁ~と嬉しくなりました。
満島ひかりさんの江戸川乱歩シリーズをはじめて見た時と同じ
ような感覚(^^)
颯爽と覚悟をもって表現している人はやっぱり格好良いです。

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手描きスケッチ音楽
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2021.6.14

建築家ライトのイメージを素直に書くと、自信家で傲慢、スキャンダルにまみれた
お金持ちしか依頼できない巨匠建築家・・・怒られてしまいますね。(^^ゞ
帝国ホテルに見られるような圧倒的なデザインの密度もライトを近寄り難い存在に
しているのかもしれません。
ただライトの著作「自然の家」を読んだり、ユーソニアンハウスをトレースすると
常に建築の本質を見つめながら設計をしていた事が良く分かります。
僕の好きな、カーンやウッツオンも初期の頃はかなりライトの影響を受けている
し、弟子筋にあたるレーモンド、吉村順三さんもライトの流儀を受け継いで自分
の作品を生みだしています。
スキャンダルや数々の伝説はいったん頭から外して
本を読み、作品を直にトレースする事でライトの凄さを素直に感じる事ができます。

トレースしたのは「ジェイコブス邸」44坪ほどの平屋でライトが中流階級のために
手ごろな価格でコンパクトな戸建てを、と企画したユーソニアンハウスの代表作。
台所を中心として、寝室郡、LDへと空間が伸びて行くL字型の構成。
プランと天井の高さの関係や外観のメリハリのつくり方、つくづくうまいなぁ・・
と感じ入ってしまいます。

プラン、空間の魅力はさることながら経済性・合理性を実現させるために
さまざまな標準化、規格化を試みています。

・平面は2×4フィート600mm×1200mmのコンクリートスラブをグリットとし、
立面は330mmの水平バンドをモジュールとする。
・壁パネルは内外同時に施工が完了し、工場でのプレファブ化も視界に。
・屋根も2×4の規格寸法の垂木材を3段積みとする事で深い軒を生みだす。
・床下に温水パイプを廻した床暖房システム、快適な空間。

コストをコントロールするために規格化を進め、
大切な温度環境はきちんと床暖で確保。
近寄り難い巨匠がぐっと身近になったトレース体験でした。
最後にライトの言葉を
「ユーソニアン住宅は、慎ましやかな家である。
どこにも”大仰な”ところのない、住むための場所である。」

Category
フランク・ロイド・ライト手描きスケッチ
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2021.6.12

武田百合子さんの本、「言葉の食卓」
淡々としたどこか日記のような文体なのですが、独自の
感性が行間から滲み出ていてとても魅力的なエッセイです。
平明な言葉のなかにユーモアや、恐怖感のようなものを含んでいて
ぐっと惹きこまれてしまいます。

「上野の桜」というエッセイの中で、
古道具屋で買った時計を手にぶら下げて持ち帰る場面の描写があります。
「地下鉄のりばの近くまできたら、紙包の中の時計が鳴り出した。
 雨上がりのうっすら西陽が残る路上で、
 いやにゆっくりと間を置いて響き渡る。
 男を一人梱包、内緒で持ち運んでいる気分。」

「男を一人梱包、内緒で持ち歩いている気分。」なんて言葉、
なかなか書けるもんじゃないですよね。
たぶんこの本の通り、ユーモアがあり、少し怖く、凄みのある
魅力的な方だったのでしょうね~。

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2021.6.10

「ふたつ屋根の下」HPに竣工写真をアップしました、是非ご覧ください。

Category
ふたつ屋根の下
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2021.6.8

自分で仕事をはじめてからはどこに行くにもトートバック。
なんでもポンポン投げ入れて持ち運びできる気軽さが好きです。

春夏は白いトートを使っているのですが、
しばらくするとどうしても持ち手部分が汚れてきてしまいます。
強力な石鹸でブラシでゴシゴシ、
など試してみたのですが思うような成果はあげられず・・・。
そんな時に見付けたのがこのハンドルカバー、
グレージュ色の皮素材で白い鞄とも良いバランス。
これでまたガシガシ、トートバックを持ち歩けます。

Category
身の廻りのモノ
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