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2020.8.12

建築の図面は平面図、立面図などで2次元で表現する
事が多いです。
ただ家具図面など、立体的にいろいろな部材が取り合う納まりは
なかなか2次元の図面では表現が難しい。

そんな時に役に立つのが立体納まりスケッチ!
平面的なCAD図を何枚も重ねるより、どれだけ口頭で説明する
よりも一発で相手に伝える事が出来ます。
この納まりスケッチを現場で書く事でどれだけ救われてきたか(^^ゞ
今後も「スケッチ力」磨いてゆきます。

Category
手描きスケッチ
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2020.7.2

建築家ヨーン・ウッツォンがマヨルカ島につくった自邸「キャン・リス」
僕はこの家のプランが大好きで、何度も眺めても飽きません。
「たとえば鳥が崖の上に巣をつくるように・・」
ウッツォンがこの家をつくる時に語った言葉、
四つのブロックを角度を振りながら、配置したなんとも不思議で魅力的なプラン。
まるで抽象絵画を見ているようです。

合理性、機能性を優先するモダニズムの建築とはまるで違う構成。
ダイニング、リビング、寝室を4つのブロックに振り分けた分棟プラン。
部屋から部屋への移動はすべて中庭を通らないといけません、機能的では
ないけれど野性的な面白い平面。
プランをよく眺めると半分は外部空間、野生の鳥が樹の先つくった巣が
いくつか並んでいる、そんな雰囲気です。

今回はトレースをしていると、まるでメキシコの古代神殿をなぞっている
ような感覚になりました。
しばらく海外へは行けそうもありませんが、トレースする事で空間を想像
し味わうのはとても楽しいですね。(^^)

Category
ヨーン・ウッツォン手描きスケッチ
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2020.4.15

落ち着かない日々が続きますが、最近事務所で
あらためて「家」ってなんだろう・・・と考えています。
もちろん人を外部環境から守るシェルターとしての「家」
そのための骨格、性能、合理性、経済性。
ただそれだけではなにか片手落ちのような気がします。
そんな時に心に浮かぶのがちいさい頃に過ごした
「ばあちゃんち」
なにかヒントがあるような気がして記憶をたどってプランを
スケッチしてみました。

不思議なものでプランをなぞっていると、それぞれの場所の
記憶や空気の匂いのようなものが次々と心によみがえって
きます。

学校から帰ってくると迎えてくれた大きな柿の木や、枯れ井戸
の中に座り込みひんやりとした地べたから空を見上げた時の感覚。
いまだにありありと「ばあちゃんち」を味わい感じる事ができ
る事に少し驚きました。

「家」は生活の容器としてだけでなく、「思い出」や「記憶」
をしまい込んでくれる、そんな役割もあるような気がします。

Category
手描きスケッチ
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2020.4.6

吉村順三さん「南台の家」をトレースしました。
度々の増築を経た吉村さんのご自邸、一回で完璧な建築をつくるのではなく
必要な時に必要なぶんを継いでゆく。
現世の住宅を「仮の宿り」とみなす、日本人らしいおおらかな考え方ですね。

とても好きな住宅なので挙げればきりがないのですが2つだけ。

まずはプランがとても好きです、
玄関ホールを中心に少しずつ回転しながら斜めに連なってゆく部屋のつながり。
それぞれの部屋が正方形に近い骨格をもっている事で空間に落ち着きをもたら
しています。
また北西にまとめられた、水廻り、女中室などのサービススペース。
裏方にもしっかりとスペースをとり回遊動線でつないでいます、とても家事
仕事がはかどりそうなプラン(^^)

つぎにリビングの家具配置
暖炉(火)を囲むようにソファ、椅子が置かれ、視線の先には池の水と樹々の緑。
ここでおしゃべりをする時は、互いの顔を直接見るのではなく、暖炉の火や水面
に揺れる光をみながらポツリポツリと語り合う雰囲気になるでしょう。

キャンプで焚火をしている時、海を眺めながら並んで座っている時、妙に素直な
言葉がでる事があります。
吉村さんは「家」もそういった情景と同じように心安らぐ場所であるべき、
そう考えてあたたかい心配りをしながら設計したのだと感じます。

眺めているだけで心地が良くなるプラン、住宅設計は奥が深く楽しいです!

Category
吉村 順三手描きスケッチ
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2020.3.20

息子とカレー!今回はスパイシーチキンカレー
ルーは使わずにカレー粉とスパイスでつくります。

鍋にシナモンスティック、クミン、ローリエを入れ
サラダ油へ香りを。
その後にんにく、生姜、鶏肉、トマト、ヨーグルトを
入れて20~30分煮込んで完成!

食後は豆を挽いてドリップコーヒー、
美味しく優雅な休日ランチとなりました(^^)

Category
手描きスケッチ料理
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2020.3.17

香川、栗林公園にある「掬月亭」のトレースをしてみました。


寄棟屋根が雁行して連なる優美な外観、
池に突き出した小舟に乗っているような軽やかな室内空間
さらっとした上質な魅力がある大好きな建築です。

木造の建築をトレースするときに一番気になるのが
「どのように屋根が掛けられているか」
大学時代に建築史の先生から
「木造建築というのはつまり、屋根をどのように掛けるかだよ」
と教えて貰いましたが今ならその意味が良く分かります。

1間グリットの軸組と、そのグリットを45°の角度で走ってゆく
隅棟のライン、
建物をつくった人の「構築する意志」のようなものを感じる事
ができます。
1間グリットを介した「平面」と「屋根」の連動の美しさ、
手描きトレースの面白さはこんなところにあります。

Category
手描きスケッチ
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2020.2.12

奥村昭雄さん設計の浜松に建つ住宅
OMソーラーの原型となるポット式石油ストーブを使った
全室暖房システムが組み込まれています。

回遊性のあるプランと、吹き抜けを通して空気が立体的に
つながる断面構成。

庭で遊んで来た子供が、勝手口から直接浴室で足を洗えるよう
になっていたり、
2階の窓辺に花台があり道行く人の目を楽しませる仕掛けがあ
ったり、
人々の暮らしに対する暖かい目線とユーモアを感じます。

奥村さんのディテールの本の中で、建築家野沢正光さんが
「可視的で等身大な本来的な豊穣の世界の魅力」と評して
いましたが、本当に奥村さんの「装置」はジブリに出て来
そうでワクワクします。
「技術」は「美しさ」や「魅力」を伴ってこそはじめて普及する、
奥村さんのような「等身大で人に近い技術・装置」こそ今の時代
に求められるものなのかもしれません。

Category
その他手描きスケッチ
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2020.2.7

四国建築巡礼の中でも印象深かった堀部安嗣さん設計の
「竹林寺納骨堂」をトレース・スケッチしてみました。

良いなぁ、と思ったのが「納骨堂」までの道程。
五台山へはまずバスで坂道をぐんぐん登ってゆきます。
バスを降り、ゆるい斜路を登り本坊を潜り抜けると山門
が見えてきます。
山門を潜ると美しく古びた石段が、
一段づつゆっくりと登ってゆくと、本堂の建つ清々しい
雰囲気の境内へ。
ここにたどり着くまで「潜る」「登る」という動作の
繰り替えしです。
「納骨堂」へは、本堂横のゆるい丘を尾根沿いにさらに
「登って」行きます。

歩を進めてゆくと樹々の先に「納骨堂」が姿を現します。
地形により、前を歩く人の肩より低い位置に屋根のラインが
走っています、見た事の無いような低い建物の構え。
さらに進むとここではじめて下り坂となり、低い庇の下に
潜り込んで行くように「納骨堂」の中へ・・・

建物自体はいたってシンプルな構成にも拘わらず、「納骨堂」
を訪れる事でとても豊かな体験をする事ができます。
そこには地形に呼応しながら、「潜る」「登る」という原初的
な動作を繰り返してゆくアプローチ計画の素晴らしさがあるの
ではないかと感じました。
「建築」の楽しさ、奥深さをあらためて教わったような一日でした。

Category
手描きスケッチ
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2019.12.17

ルイス・カーン最晩年の住宅「コーマン邸」
フィラデルフィア郊外、約8000坪の敷地にレンガと木の箱で
つくられた美しい住宅です。

広大な草原を望む北東へ配置されたリビング空間(リビングブロック)と
南西の寝室空間(スリーピングブロック)という構成。
シャピロ邸、フィッシャー邸に見れた幾何学(正方形)へのこだわりは
ゆるみ、部屋と部屋の関係性から生まれるものへ主眼が置かれています。

「プランはルームの共同体である。ルームが互いにかかわりあうことで、
それぞれのルームは固有の空間性を強めていく。」
カーンの言葉です。
設計を始める時にまず、そもそも「その空間」はどのようなものであるべ
きか、「場の始まり」まで戻り建築の原初を探り続けたカーンの姿勢。
愚直なまでの建築への向き合い方が、カーン建築独自の美しさを生み出し
ているのですね。

Category
ルイス・カーン手描きスケッチ
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2019.10.31

映画「JOKER」を見て来ました。
ホアキンフェニックスの演技だけで観る価値がありますね、
ロバート・デニーロの若いころの作品を思い出しました。

Category
手描きスケッチ映画
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