パリ最大規模のクリニャンクールの蚤の市へ出掛けました。表通りはアメ横みたいな感じで、規模は5倍くらいでしょーか。パリまで来てアメ横かよ、と少しがっかりしたのですが一本裏通りに入るとやってました骨董市!
ランプ、家具、食器、雑貨が所狭しと並んでいます。開催しているのは土日のみ、ぶらぶらとパリの週末を満喫出来ました。
パリ最大規模のクリニャンクールの蚤の市へ出掛けました。表通りはアメ横みたいな感じで、規模は5倍くらいでしょーか。パリまで来てアメ横かよ、と少しがっかりしたのですが一本裏通りに入るとやってました骨董市!
ランプ、家具、食器、雑貨が所狭しと並んでいます。開催しているのは土日のみ、ぶらぶらとパリの週末を満喫出来ました。
パリに着きました!
学生時代に来た時にめぼしい建築は見たので、今回のパリ滞在のテーマは「パリっ子の暮らしにまぎれよー」(笑)です。
つまり観光地よりも、地元の人が行く市場やカフェや骨董市に出掛け、ひと時でもパリに住んでいる気持ちを味わおうという試みです。
という訳で宿もパリのアパルトマンの一室を借りました。キッチンも洗濯機も自由に使え、近所の市場で食材を調達できます。バルコニーが本当に気持ち良かったです。
場所はポンピドーセンターのすぐ近く。
暮らしにまぎれるために、着いた夜にさっそく映画館へ。フランス語だけど見てれば筋は分かります(笑)
地元の人達と同じスクリーンを見ながら笑ったり溜め息をついたり。なんでもないけど幸せな時間でした。
今日もコルビュジェ巡り、リヨンから電車で30分程の場所にあるラ・トゥーレットの修道院へ向かいます。またまた坂道(笑)を登る事30分。参道のような並木道を抜けると建物が現れます。
なんとも不思議な造形。
事前に予約すると僧房に泊まる事が出来ます。1.8m×6mという非常に細長い部屋ですが、動物の巣のようなとても居心地の良い場所でした。
チャペルの中に入るとまるで抽象絵画の世界、あんぐりです。
約一日掛けゆっくり見学、いろいろな場所にコルビュジェらしいデザインがいっぱいでした。遊び心のある人だったのですね。
今日の目的地はニースから電車で30分ほどのカップマルタン。フランスの建築家ル・コルビュジェのキャバノンと呼ばれる休暇小屋があります。
建築家の中では20世紀最大の巨匠、ル・コルビュジェはパリにアトリエを構えていましたが地中海を愛し、終生この地に足を運びました。
いよいよキャバノンの見学、雨漏りがあったとの事でビニールの帽子をかぶっていました(笑)
内部はコルビュジェがつくったモデュロールという寸法体系(日本の尺寸のようなもの)で細部まで設計し尽くされています。
僕の無理なお願いに対して、特別にプライベートツアーという形で案内してくれたセリーヌさんとリサさん。笑顔いっぱいのお二人に感謝です!
休暇小屋からひたすら坂道を登る事30分、この絶景の中にコルビュジェと奥さんのイボォンヌさんのお墓があります。
お墓らしからぬ、コルビュジェらしいお墓。最後まで自分の道を歩き続けたのてすね。
左がコルビュジェ、右が奥さんを表しているとの事。
ちなみにコルビュジェは77歳の時に、友人に「私の中にはまだ100年分のアイデアが詰まっている、ではまた」とのセリフを残し、眼下に広がる海に出掛け帰らぬ人となったといいます。
巨匠の胸の中にはどんな思いが秘めらていたのでしょうか。
ニースから車を借りて一時間、ルトロネへ向かいます。左ハンドルに右車線、フランス語のカーナビにビュンビュン飛ばす地元っ子、まさに四重苦(笑)めげずになんとか辿りつきました。
まずは予習に建物スケッチ、ル・トロネの修道院は13世紀初頭にシトー派によって建てられました。厳格さと簡素さを感じさせる建物でフェルナン・プイヨンの「荒い石」のモデルになった場所です。
石積みの壁と床にステンドグラスからの光が落ちてくるだけの空間。
ただそれだけなのに涙がでました。
ひとつひとつの石がぴったりと隙間なく積み上げられています。機械などない時代にこの精度、途方もない事ですね。
ベンチがとても良い感じだったのでさっそく実測。ルークラフトの長谷川さん、帰ったらこれつくりましょー!(笑)
抜けるような青空、今日の目的地はヴァンスというところに建つロザリオ礼拝堂です。
画家のマティスが晩年の四年間をかけて設計した教会。ほぼ原寸大のアトリエを借りて、ひとつひとつ決めていったようです。
内部は撮影不可なのでスケッチを描きました。 真っ白な空間にステンドグラスの光が差し込むとてもシンプルな構成ですが、ため息が出るような清廉で澄み切った空間。
気が付くとあっという間に2時間たっていました。帰りはヴァンスの旧市街を散策、美味しそうな野菜が並んでいました。
ホテルで朝食を済ませ、海と空の間に浮かぶ村 エズに行ってきました。
ギリシャのミコノス島と一緒で、とても小さなスケール感で迷路のように入り組んでいます。
街の頂上からの眺め、ジブリのアニメに出てきそうです(笑)
飛行機が遅れニースの駅に着いたらすでに暗くなっていました。
土地勘の無いところひとりスーツケースを転がして宿を探します、前からガラの悪いお兄さんがハローマイフレンドと近寄ってきます。この危ない感じ、海外にきたんだなぁ(笑)と実感します!
たまたま空いてたピザ屋さんに道を教えてもらいなんとか辿りつきました。
綺麗な夜景です。おやすみなさい。