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2021.3.27

相米慎二監督の映画をはじめて観たのは「台風クラブ」
暴風雨の中子どもたちが、わらべの「もしも明日が」を歌いながら
踊りまくるシーンが衝撃的でした。
「ションベン・ライダー」も演者達の子供と大人の境で揺れる不安と、
獏とした行き場のない熱がひしひしと伝わってくる映画でした。

河合美智子(ブルース)永瀬正敏(ジョジョ)坂上忍(辞書)の3人が
とても魅力的、いまやすっかりふてぶてしいMCの大御所坂上忍さんも
こんなに繊細で不安定でキュートな少年だったのですね。(笑)
ヤクザの権兵を演じる藤竜也の色気もたまりません。

つくりこまれたストーリーも、入念に用意された背景もまるでありません
が、少年少女のリアルな美しさ、残酷さ、脆さを写し込むだけでこんなに
見ごたえのある映画になるのですね。
ピクサー映画の対極にあるような映画、映画って懐が深いです。

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映画
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2021.3.6

西川美和監督、役所広司主演の映画「すばらしき世界」
内容についてはふれませんが心を動かされる映画でした。
西川監督の作品は「ゆれる」「永い言い訳」などありますが、
どの作品も観ている時に少し落ち着かない気持ちになります。

西川映画の主人公は颯爽としたヒーローのような人間ではなく、
どっち付かづで、ちょっとした事で心を取り乱し、自分に都合の
悪い事は隠そうとする、そんな人物です。
つまりそれはそのまま観ている人の等身大の人物で、主人公に
自分を重ねて落ち着かない気持ちになるのだと思います。
だからといって批評的なお話しなのではなく
”人間ってそんなものだし、
それでも関係を築きながら自分なりに懸命に生きてゆくよね”
という人間に対しての共感、信頼が作品に流れているからこそ
多くの人が惹きつけられる映画になるのだろうと感じます。

後はやっぱり役所広司っていいですね~、あらためて凄いと思いました。(^^)

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手描きスケッチ映画
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2021.2.24

イタリアの映画「イル・ポスティーノ」
舞台はイタリアの小さな島、祖国チリから亡命してきた詩人
パブロ・ネルーダと、その郵便係に配属された主人公マリオ
の物語。

海辺でパブロが読んだ詩の感想を聞かれ、
「言葉に揺れる小舟のような気持ちだった」と答えるマリオ
パブロに(隠喩を)「うまくやったな」と褒められた時の嬉しそうな表情に
観ているこちらも思わず頬が緩んでしまう名シーン。
上質で粋な心に沁みる映画です。

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手描きスケッチ映画
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2020.12.16

映画を見ていて、居心地のよさそうな部屋だなぁ~、魅力的なキッチンだなぁ~
などと気になってしまう事があります。
そんな時は紙と鉛筆を片手に映画の中のプランをトレース。

今回見た映画はメリル・ストリープ、ダスティン・ホフマン主演の
「クレーマークレーマー」
主人公の暮らすマンハッタンのゆったりとしたアパートメント。
正方形に近いバランスの良い部屋のプロポーションと、
キッチンをぐるりと廻れる回遊動線がとても心地よく住みやすそうです。

下の絵は離れ離れになる父子が、最後に手際よくフレンチトーストをつくる場面
胸にぐっとくるシーンです。

映画の中でも心地よさそうな場所は、やはりプランも魅力的なもの。
次は是枝監督の「歩いても歩いても」で、樹木希林さんが手際よく
料理を仕上げて行く”台所”を紐解いてみたいなぁ~と思っています。(^^)

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手描きスケッチ映画
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2020.11.6

映画監督デヴィットリンチの日々をを追ったフィルム。
「イレイザーヘッド」「ブルーベルベット」「マルホンド・ドライブ」
どの作品も怪しい魅力に溢れ、作品がはじまるとすぐにリンチワールドに
惹きこまれてしまいます。
これだけ独特の世界観を持ち、しかも多くのファンに支持される監督は他に
いないのではないでしょうか。

煙草をふかしながらアトリエで黙々と制作に没頭するリンチの佇まい。
どこか悲しげでユーモアのある表情、訥々と絞り出すような話し方。
作品と同じくとても茫洋とした魅力的なオヤジさんでした。

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映画
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2020.10.23

先週末、水戸芸術館で開催された野外上映会に脚を運びました。
はじめてこの野外上映会へ行ったのは5年前、映画は「未知との遭遇」。
芝生に寝ころび、夜空を見上げながら映画を楽しむ雰囲気にはまり
以来毎年通うことに。
小学生だった息子の背中もいつの間にかすっかり大きく(^^)
毎年の行事は家族の思い出になりますね。

今年の上映作品は「ブルースブラザーズ」
音楽も映像もパワーが溢れ、おバカな事にいかに魂をこめるかと
いうアメリカンスピリットを感じます。
1980年、世の中もまだ自由で元気な空気が漂っていたのですね。

上映会も事前予約制、消毒の徹底、ソーシャルディスタンスなど
苦労された事と思います。
ただ一つの物語を観に、夜空の下街の人々が集まるとても素敵な
イベント、来年も見れるとよいなぁ~~。

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手描きスケッチ映画
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2020.8.21

ウェス・アンダーソン監督の作品。
ホテルのコンシュルジュとベルボーイの師弟の物語。
ストーリーはもちろんの事、とにかく映像が美しい、
ピンクや紫の色遣いにうっとりしてしまいます。

この監督の作品の登場人物は自分の了見を持っており、
粋な佇まいを見せてくれます。
アキ・カウリスマキ監督の世界と重なる部分があるような・・・

自分の了見を持って寛容に生きる、とてもチャーミングな
映画でした。

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映画
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2020.6.18

長谷川和彦監督、沢田研二主演の映画。
バスジャック、原爆、天皇、とてもじゃないけど今の時代には
撮れそうもない気骨あふれる作品。
かといって重たい映画ではなくエンターテイメントとしてきちんと
なりたっています。
パワーのある時代だったのですね(^^)

虚無感に包まれながら突っ張った表情で街を歩く沢田研二の姿、
中学の時に見た「とんぼ」最終回の長渕剛の姿が重なりました。

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映画
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2020.5.19

2011年の是枝監督作品。
訳あって離れて暮らす兄弟が、仲間たちと一緒に
奇跡を起こそうとするひと夏の物語。
樹木希林、橋爪功、オダギリジョー、大塚寧々
など俳優陣も豪華。
くるりの主題歌「奇跡」も胸に沁みます、
夏が近づいてくると見たくなってしまう映画です。

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映画
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2020.5.5

クラシックはあまり詳しくはないのですが、
モーツァルトの曲をかけていると気持ちよく図面が進むような(^^)
ミロシュフォアマン監督の映画「アマデウス」
イメージしているモーツァルトの姿とはかなりギャップがあります
が、ストーリーの展開が素晴らしくグッと引き込まれてしまう映画
でした。
サリエリを演じたマーリー・エイブラハムが素晴らしいです。

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映画
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