フランク・ロイド・ライトの住宅作品のトレースをするのに
関連の書籍をいくつか読んでいるのですが、
その中でもまとまっていて読みやすかった本。
ライトの歩みや、それぞれの時代の代表作がちょうど良いボリューム
で納められており、なによりカラー写真が豊富で眺めていて楽しいです。
この本のなかにライトらしからぬ?言葉が載っていました。
「裕福な人間のための大きな住宅ならば誰でも建てる事ができる。しかし、
中流家庭のために美しい住宅を設計すること そう それこそが建築家の気概を示すものなのだ。」
富裕層からの依頼がこなくなった負け惜しみ(笑)ともとれますが、いえいえこの言葉こそ住宅建築家の”矜持”なのだと思います。
またこんな言葉も
「最終的に建築家の価値を決めるのは、いかに自分のやっていることを愛しているかである。」
ライトの言葉は深いです。