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2021.6.2

向田邦子さんのエッセイ「父の詫び状」
玄関先に置いた伊勢海老の事から話がはじまり、四角いネコの夢、
名画のラストシーン、と連想ゲームのように話が展開してゆきます。
そして玄関先での父とのやり取りの記憶。

バラバラの断片が父との記憶へと収束してゆく構成は圧倒的で
本当にうまいなぁ、映像的だなぁと感じました。
ただあまりにも鮮やかな構成で、少しぶきっちょなところが
あった方が安心する僕にとっては完璧すぎる(^^ゞ文章でした。

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