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メメント・モリ ~死を想え~
2021.9.24

学生時代に札幌の文教堂で手に入れた藤原新也さんの本。
もう20年以上手元に置いています。
先の見えない甘ったれた自己嫌悪にまみれていた20代
この本をお守りのように持ち歩いたのを覚えています。
この一月近しい人がパタパタと亡くなり、
久しぶりにこの本を眺めたくなりました。

「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ。
 いのち、が見えない。
 生きていることの中心(コア)がなくなって、 ふわふわと綿菓子のように軽く甘く、
 口で噛むとシュツと溶けてなさけない。
 しぬことも見えない。
 (中略)
 死は生の水準器のようなもの。 死は生のアリバイである。~死を想え~」

生きる事ばかりではなく、たまには月を眺めて死を想う。
そんな時間も大切ですね。

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