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「ふたつ屋根の下」~庭のちから、家具のちから~
2020.10.8

「ふたつ屋根の下」造園が入りすっかり雰囲気が変わりました。

僕の事務所では「庭」と「家具」を大切にしています。
クライアントさんには建築面積を削ってでも「庭」と「家具」にかける
予算は残しておけるようお願いし、基本設計の段階から「庭」と「家具」
の計画も合わせてご提案しています。
というのも今まで「庭」と「家具」のちからでお家の雰囲気がガラリと
変わるのを何度も目にしてきたからです。
「ふたつ屋根の下」の現場でもやはり間違ってなかったなぁ、
と実感巣する事ができました。

建物がほぼ完了した時点で現場に行くとなにか物足りないように感じます。

「造園」がはじまり植栽が入ると建築が柔らかく、懐が深くなります。
揺れる枝、白い外壁に映る緑の葉の影。
固かった建築の表情がほころんで来ます。

「家具」が入るとどこかガランとした内部空間が生活の場としていきいき
とし始めるのを感じます。
原木を削ってつくられた実直なテーブル、
手触りの良いファブリックで包まれた低いソファ。
家族でおしゃべりをしながら食事をしたり、ソファでゴロンと寝転んだり、
生活の風景が浮かんできて楽しくなります。

そして「庭」と「家具」を生かした生活の場をつくれるのは、
センスの良い造園家さん、木工家さんのちからがあればこそ。
そしてもちろん熱心に図面を読み込み現場をまとめてくれる監督さんも、
こういった心強い人々とつながっていられることがono設計室の宝です。

見学会に予約頂いた方は、住宅だけでなくぜひ「庭」や「家具」の様子も
感じてみて下さい。

Category
ふたつ屋根の下家具
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