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2021.6.4

「眺めの良い家」引渡しへ向けていよいよ仕上げの段階。
「庭」と「家具」は事務所を立ち上げた時にたとえ建物の予算を削っても
大切にするぞ、と決めた大事なポイント。
今回も「庭」と「家具」で住宅の雰囲気がぐっと引き締まりました。
植栽が入る事でアプローチ空間に奥行きが生まれ、建物が引き立ちます。

玄関ホール吹抜けに面した坪庭、ホール、寝室、浴室、ライブラリーといろいろ
な方向から眺める事ができます。

「眺めの良い家」の「眺めの良い窓」
この敷地にはじめて脚を運んだ時に東側の風景に開こう、と直感で決めたのですが
間違っていなかったよう、一安心です。

造作キッチンはタモの練り付け材で仕上げています。

木工家さんにつくってもらったブラックチェリーの階段手摺。
すべすべとした楕円形でいつまででも撫でていられます。

計画の段階からいつも協働して貰っている造園家さんと、木工家さん。
僕がいくら「庭」と「家具」を!といっても一人ではなにも出来ません。
空間の「感性」のようなものを共有し、いつも期待以上のものを生みだし
てくれる方々と仕事ができるのは本当に嬉しく幸せな事ですね。

そして設計者からの度重なる細かい指摘もなんのその、
わざわざ東京から腕の良い左官職人さんを呼び寄せるなどまるで自分の家を
つくっているかのような熱意で現場をまとめている監督Iさん。

「眺めの良い家」6月19日(土)20日(日)に見学会を行います、ご興味のある
方は早めにお申し込み下さい。

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眺めの良いいえ
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2021.6.2

向田邦子さんのエッセイ「父の詫び状」
玄関先に置いた伊勢海老の事から話がはじまり、四角いネコの夢、
名画のラストシーン、と連想ゲームのように話が展開してゆきます。
そして玄関先での父とのやり取りの記憶。

バラバラの断片が父との記憶へと収束してゆく構成は圧倒的で
本当にうまいなぁ、映像的だなぁと感じました。
ただあまりにも鮮やかな構成で、少しぶきっちょなところが
あった方が安心する僕にとっては完璧すぎる(^^ゞ文章でした。

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2021.6.1

「豆と暮らしと」基礎コンクリートの受け入れ検査を行いました。
コンクリートのスランプ、空気量、温度など設計基準に適合して
いるか確認します。

問題ない事を確認した後にコンクリートの打ち込み開始、
上棟へ向け着々と工事が進んでいます。

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豆と暮らしと
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