建築家、中村好文さんがトークイベントの中でふれられていた本。
ジオポンティ著「建築を愛しなさい」。
・建築を評価するために評価の要素として時間を付け加えておきなさい。
建築をつくるためにあなたの要素に《時間》を付け加えなさい。
・建築。これは成熟による芸術です。天啓の芸術ではありません。
建築には《神童》は存在しません。建築には一人のモーツァルトもおりません。
・建築は歌うものでなければならないとル・コルビュジェはいっています。
魅力あるものは私たちを夢中にします。
・建築はたんに構築するというようなことではありません。(中略)
技術は進歩するがゆえに消失しますし、用途のうちに消費されます。
建築は芸術であるがゆえに残り、用途を超えるのです。
滋養のある言葉がたくさん詰まっています、ゆっくりと咀嚼しながら読んでゆこうと思います。