モノクロームの線画で有名なエドワード・ゴーリーのインタビュー集。
風変りで飄々とした受け答えは、読んでいて思わずくすりとしてしまいます。
仕事は勤勉にこなしてゆくか、という問いに
「いえ、仕事にかかるくらいなら他のなんでもやりますね。
外にでる口実が少しでもあれば、その日はおしまいだ。」
子供のころの事を聞かれて
「まったく思い出せない。私にはとうてい自伝なんて書けっこないでずね。
言いたいことがこれっぽちも思い浮かばないんだから。」
などと、風変りとユーモアの絶妙なバランスでついつい読み進んでしまいます。
こんな大人がもっとふえると世の中が楽しくなりそう。
ふとした時に手に取りたくなる本でした。
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