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2019.5.16

プリツカー賞を受賞された建築家、磯崎新さんの文集、前口上に
「たくさんのモノ・ヒト・コトを見てきた、・・いま振り返ると、私の見たモノは
消え、巻き込まれたコトは終わり、付き合ったヒトは去っている。・・・・
私はせめて去っていたモノ・コト・ヒトの追悼をやりたい」
と書かれています。
第一章 友へ の目次をめくると
ルイスカーン、マン・レイ、寺山修司、岡本太郎、イサム・ノグチ、丹下健三、
スーザン・ソンタグ、・・・

磯崎さんがいかに「建築」という枠を超えてさまざまな人達と関係を結んで
来たかが分かります。

倉俣史郎さんへ向けて書かれた文章が印象的でした
「この街の薄明りのなかで、はったと気づいた。
 君の仕事の放つ光は、「やさしさ」なんだ、と。」

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