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2018.8.18

夏休みは愛媛へ建築旅行へ出掛けて来ました。
最初の建築は松山の「伊丹十三記念館」中村好文さんが設計された建物です。

建物はマッシブな形態で窓も少ないのでシャープな印象になりそうですが、
どことなく可愛らしくユーモアのある外観、やはり好文さんのお人柄が出て
いますね!

展示室へはいると伊丹さんが「やあ!」と出迎えてくれます、抽斗を引くと
楽し気なイラストがあらわれたり、ベルトコンベアのようなイラストロール
があったり遊び心が満載です。

一番お気に入りの場所は中庭を囲む回廊、茶目っ気溢れた展示を見たあとで
緑と風を感じながらボーっとしてしまいます。
シャープな鉄骨の丸柱(60Φ)やカマボコ天井、スッキリとしたシルエットの
腰掛、スッとたつ桂の木など空間が締まっていてチャペルのような静謐な雰囲
気も漂っています。
腰掛の幅はなんと18㎝で座面高さが少し高い50㎝、こんな寸法でも十分休める
のだなぁ・・と早速スケッチしました。

好文さんの遊び心と静謐さ両方を味わえる素敵な建築でした。

Category
3人の建築家手描きスケッチ
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