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2017.10.6

河合隼雄さんの本を読みました、かなりザックリとまとめると
一神教(ユダヤ教・キリスト教)である西洋は時系列に合わせて一直線
に伸びてゆくような文化に対し、
日本は古事記のような神話とベースとした中心に空洞を抱える事でバラ
ンスをとる文化であると論じてあります。

新約聖書では絶対的に善(神の子)であるキリストの直線的な物語をベー
スにしていますが、
古事記では物語の中心がふんわりとしていて、出てくる神も善悪がはっき
りしない、良いことがあれば悪い事があるといったように何か出来事があ
ると必ずそのカウンターのような現象が起き全体としてバランスが保たれる。
河合さんならではのいろんな事が腑に落ちる核心を突いたお話だと思います。

建築の話に繋げてしまうと
西洋ではキリストという中心のある物語を抱いたカテドラルが街の中心に
建てられ、その空間は天へ向かって垂直に一直線に伸びてゆく構成となる。
日本では桂離宮などに見られるように建物自体は中心を持たず空を抱えなが
ら無秩序に水平方向で伸びて行き、主はどちらかというと周囲にある庭の
四季の移ろいにある。
なんて論理も可能かもしれませんね(笑)
建築を一生懸命勉強しているといろんな事に繋がってゆき楽しいです!

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