住宅を設計する時に家具はとても重要なポイントです。
特にダイニングテーブルは毎日使われる生活の中心となる場所となるので可
能な限りクライアントさんに合ったものをひとつひとつ設計しています。
「春霞の家」でも図面を書き、特注のダイニングテーブルをつくって貰う事に、
テーブルの細かい点の打ち合わせに工房を訪ねました。
天板はタモの無垢材を3枚はぎにしたもの、木目が美しいです!
こちらは集成材でつくった机の脚の試作品、今日はこの脚の曲線部分をど
のようにするかの打ち合わせです。
鉄定規をつかい曲線のラインを検討します。
ラインが決まったら実際にバンドソーで部材を削り込んでゆきます。
ザックリと削ったものを南京鉋で仕上げていくと擬宝珠のような手触りの良い
形に、上部の受け残も曲面をとりバランスの良い脚の部材が出来上がりました。
家具の設計はミリ単位で手触りや印象ががらっと変わってくるのでとても繊細
で面白い分野です。こんな楽しいものを家具屋さん任せにするのはもったいな
い(笑) 今後も建築の設計と並行して家具設計の腕を磨いてゆきたいです!