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ル・コルビュジェの手
2020.7.19

建築家ル・コルビュジェの一番弟子ヴォジャンスキーが
師について綴った本。
短い文章でまとめられており、コルビュジェのスケッチ
の挿絵や写真も美しいです。

同じ巨匠と呼ばれる、フランクロイド・ライトやミースは
自分の世界をつくり、一つの権威としての立ち振る舞いを
確立させていった人達。
一方コルビュジェはそういった世界に収まる事を好まず、
独自の歩みをやめなかった人。
社会的にも政治的にも自由であろうとしたがゆえに、数々
の妨害や批判を浴び続け戦い続けた建築家。

そんな数々の修羅場を潜り抜けてきた重さを感じさせず、
茶目っ気のある飄々とした佇まい。
そんなコルビュジェの生き方こそが独自の魅力を放ち、
敬愛さて続けている理由なのだと思います。

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