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奥村昭雄さん「浜松の連棟住宅」
2020.2.12

奥村昭雄さん設計の浜松に建つ住宅
OMソーラーの原型となるポット式石油ストーブを使った
全室暖房システムが組み込まれています。

回遊性のあるプランと、吹き抜けを通して空気が立体的に
つながる断面構成。

庭で遊んで来た子供が、勝手口から直接浴室で足を洗えるよう
になっていたり、
2階の窓辺に花台があり道行く人の目を楽しませる仕掛けがあ
ったり、
人々の暮らしに対する暖かい目線とユーモアを感じます。

奥村さんのディテールの本の中で、建築家野沢正光さんが
「可視的で等身大な本来的な豊穣の世界の魅力」と評して
いましたが、本当に奥村さんの「装置」はジブリに出て来
そうでワクワクします。
「技術」は「美しさ」や「魅力」を伴ってこそはじめて普及する、
奥村さんのような「等身大で人に近い技術・装置」こそ今の時代
に求められるものなのかもしれません。

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その他手描きスケッチ
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