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「デュシャンは語る」
2018.11.3

マルセル・デュシャンの対話集
既製品の便器にサインを入れ作品として発表した「泉」などを
見ると、どこか食わせ物で野心家のようなイメージがありまし
たがこの本を読んでかなり印象が変わりました。
自分のリズムを大切にする愛情のあるお爺ちゃんという感じ、
インタビューアーの
「スペインのカダケスでどのような生活を送っているのか?」
という質問に対し
「日陰に居るのです。とても気持ちがいい。」
おそらく芸術活動についての生活を聞きたかった質問にたいしての
この返し(笑)
ここにデュシャンの人柄があらわれているような気がします。

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