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卒業式 ~手のスケッチ~
2022.3.11

昨日は専門学校の卒業式でした。
学生さんに頂いたお花を事務所の花瓶へ。

この学年は明るく素直で、少しうるさいが熱意もあり、
たまに寝てしまうが憎めない、そんな可愛げのある学生さん達でした。
事務所へもどり昔のファイルを開くと彼らが1年生の頃の「手のスケッチ」
の課題答案が出て来ました。
いつも提出された課題用紙に青ペンで良い点や、修正点のコメント描いて
返却していたのを思い出します。
懐かしくなったのでもう一度スケッチコメント。(笑)

K君のスケッチ、すこし線が薄いですね(^^)。
ただ骨や手の構造を捉えようというK君のまじめな姿勢が伝わってきます。

N君のスケッチ、ざっくりと大雑把なようでどこか優しさを感じる線。
おや、N君の人柄と似てますね。

Oさんのスケッチ、良く観察した上で思い切りよく描かれた線。
機転が利くムードメーカだったOさんの人柄、賢さを感じます。

S君のスケッチ、この頃から形を捉えるのがうまかったのですね。
コツコツと努力を重ねる事ができるS君、必ずや立派な設計士になってくれるでしょう。

E君のスケッチ、こちらも濃淡の効いた線で上手にかたちを捉えていますね、
変わった事をせず素直に解いていくE君の率直な姿勢が出ています。

Y君のスケッチ、平面的ながら独特の造形感覚。
最初見た時にベンシャーンっぽいと思いました。
料理好きでもあるY君、いつか僕に得意料理を食べさせて下さい。

Tさんのスケッチ、最初の頃なのでまだ少し遠慮気味かな。
のびやかな線はその後のTさんの縦横無尽なアート系作品につながります、
どんな仕事をされるのか楽しみです。

sさんのスケッチ、太くて濃い思い切りの良い線。
ザクザクと切れ味鋭い造形感覚を持つSさんのセンス感じ取る事ができます。

Iさんのスケッチ、セーターの袖に少し隠れたようなしっかりとした手。
Iさんの控えめながらも芯のある佇まいを思い起こす事ができます。

スケッチの線を眺めていると、その学生さんのキャラクターを感じます。
オリジナリティーなど自然と浮かび上がってくるものなのかもしれませんね。

いろいろと状況が落ち着き、みなさんとお酒を飲める日を楽しみにしております。

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