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2022.8.24

仕事を始めようとしてもなかなか集中出来ない日があります。
そんな時は一度手を休め、写真集をゆっくりと眺めていると
不思議と心が落ち着いてきます。

この本はロマネスクの修道院の写真集。
シトー会の厳格な石積みの壁、
分厚い壁に穿たれた開口部から差し込む光、
緊張感のある美しい空間が浮かび上がります。

建築家ルイス・カーンは「光こそがテーマだ。」
ルイス・バラガンは「静謐な空間をつくる事が建築家の義務なのです。」
と語ってしますが、このロマネスクの空間はまさにそのスピリットと
直につながっているような気がします。

ついつい忙しく日々を送ってしまいがちですが、
たまに立ち止まり「杜の樹々」「お寺の境内」「修道院」など
黙ったまま変わらずに存在し続けている”風景”に思いをはせる事で安心して過ごせます。

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