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2022.2.21

たまにパウル・クレーの本をぱらぱらと捲ります。
クレーの絵を眺めていると
「不思議だなー、でもどこか記憶に残っている情景のような・・・」
と分からないままに目を遊ばせてしまいます。

ピカソの絵やモネの絵には、こうしようという”意図”がありその”手法”
に乗っ取って絵を構築しているので頭で理解する事ができます。
でもクレーはいきなり本質的なところに手を突っ込んで”ほらっ”
とキャンパスの上に絵を置いて”ねっ”と、そんな印象を受けます。
情緒的ではなく、宇宙的な乾いた深い世界。
クレーの持つ「謎」が多くの人を惹きつけるのだと思います。

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