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2021.11.17

「かこむ、暮らす。」外壁の板張りが進んでいます。
道路側からの外観、外壁の垂直線と軒先の水平線のきれいな対比。

東側の外観、にょきッと突き出した2つの屋根が特徴的です。

今回の板張り外壁は押し縁で押さえる凸ではなく、
目透かしの凹の納まりとしてみました。
この”板巾”と”目地巾”を、原寸図を描いて事務所の壁に張り付けて
いろいろなパターンを何度も検討しました。
現場をみるまで少し不安でしたが良いバランスで一安心。(^^ゞ

現場について外壁を見た時に”きれいだな”と感じたのですが、その印象を
生みだしているのは監督さんの配慮と棟梁Nさんの丁寧な仕事ぶり。
バカ棒と呼ばれる定規で外壁の割り付けを検討。
その後板を釘で止めて行くのですが、
一度下穴を空けてから張り付けるという徹底した仕事ぶり。
お陰で釘のラインがピタリと揃い、その細部の丁寧さが建物全体に端正な
印象を与えています。
”矜持を持って誰に言われるでもなく自分の仕事をまっとうする。”素敵です。
Nさんとはこれで3棟目、今後も宜しくお願いします。

リビングへ入って正面の風景。
開口部のない板壁が植栽のスクリーンとなり緑を引き立たせてくれるはず。
今後の進捗が楽しみです。

Category
かこむ、暮らす。
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