朝散歩をする公園、木の手摺の補修工事が進んでいます。 痛みの激しい部分をパッチワークのように新しい木に交換しながら なんとか使い続けて行く。 メンテナンスフリーは確かに便利ですが、こうして継ぎ足し継ぎ足し 手入れをしながら物と付き合って行く、そんな姿勢に心を惹かれます。 そこには”物”と”人”の間の信頼や友情のようなものを感じ心が落ち着きます。
風雨にさらされて灰色になり、木目が浮き上がった古い手摺。 じっと黙って地道な暮らしを重ねてきた老人のような安心感、やさしさを感じます。