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2021.4.27

あたらしい計画「豆と暮らしと」が動き始めました。

プランを依頼頂いたのがちょうど1年程前。
豆の焙煎店併用の住宅を建てたいとの事、いろいろとヒアリングをしていたところ
・低い伸びやかな屋根の掛かった平屋が良い。
・映画「人生フルーツ」が好き。
とのお話、これは楽しい仕事になりそう!と嬉しくなったのを覚えています。

プランを描く前に敷地を訪れると、南側へ大きく開けたゆったりとした敷地。
クライアントさんの言っていた「伸びやかな平屋」がピタリと嵌る環境。
建物の構えはすんなりと決定。

プランニングで一番手を動かし検討したのが「お店」と「住宅」の関係。
一体化したものや、別棟にしたプランなどいろいろと描いてみました。
最終的には建物の中に路地を通す事で「お店」と「住宅」に程よい距離を生む案に。
上の文章はその時に書いたものですが、
京町屋の路地とアルハンブラ宮殿を合わせたような(^^)魅力的なアプローチをイメージしました。

駐車場に車を停めてお店へ向かうと、斜めに切られた壁が「いらっしゃい!」
と迎え入れてくれます。
外壁は杉板の無塗装張り、豆を煎るように外壁の経年変化も味わおうという計画。

水平方向への流れが強いプランなので、リビングは一部織り上げて滑かな曲面天井
とし空間の”たまり”を意識しました。

設計の打合せはいつも楽しく、ono設計室を信頼してくれたクライアントさん。
その信頼に応えれるように工務店さんと丁寧に現場を進めて行きます!

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