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2019.11.7

水戸市中心部の交差点に面した芝生の広場に、自分が使う「わたしの小屋」
を設計し、建物にふさわしいレイアウト(手描き)でA3用紙にまとめなさ
いという課題。

たまには条件にしばられず、自由に楽しく発想して欲しい・・と思っての
課題でしたが、かなり自由に(笑)考えてくれました。
授業2コマでコンセプトからプレゼンボード作成まで、1年生、よく手が動きます。

こちらは広場に樹を植え、そこに鳥の巣のような「寝箱」をつくり昼寝する
という案。
ちいさい頃、押入れにある敷布団に挟まるのが好きだった思い出(笑)から
発想しましたとの事、内部のパースが上手です。

「広場ににんじんを」というなんともシュールな案、
みんなでにんじんを引っこ抜くという話はどこかで聞いた事あるような・・・
色鉛筆の鮮やかな色使いが素敵です。

ドラえもんの「ガリバートンネル」のようなイメージ
小さい箱に這って(笑)進んでゆくとだんだん箱(空間)が大きくなって
日常から非日常の異空間へ移行してゆくというコンセプト。
空間が大きくなるにしたがって天窓が小さくなってゆくというところ
が建築ごころをくすぐります。

これも好きなプレゼン、小屋に入ると真っ白な空間とブランコがあるのみ
一言の説明もなく構図も不安定。デキリコの絵のような不思議さとちょっと
毒のある魅力的なプレゼンです。

短い時間で自分のコンセプトをまとめ、手描きで紙に表現する。
みんな子供のように集中して楽しそうに課題にとりくんでくれました、
何かを考え、自分の手で表現する・・・そんな楽しさを思い出させて貰いました!

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