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2018.6.11

解剖学者、養老孟司さんの本
脳・意識・理論・都市 ←→ 身体・感覚・現実・自然
を対立軸とし
脳が支配する都市社会では物事を「同じ」としてどんどん抽象化
してゆく事で一神教を生み出し。
身体、感覚を重んじる自然では「違う」を認めることで無秩序
を良しとして多神教が生まれる。

なるほどなぁ~~ 

また養老さんは寝てしまえば意識なんて消えてしまうのだから
所詮身体に依存している、だから意識はそんなに偉くない。
そんなに意識を信用してよいのかねぇ・・
というような事も書いています。

そして建築に関してもふれており、
都市計画された街になにか違和感を感じるのは
「意識」が合理的、経済的、効率的に計画した街のなかに
きわめて個人的な「身体」が暮らす。
その乖離があるからとの事。

読み終わったあとに自分なりにダイヤグラムを描いてみたら
すこしスッキリしました。
意識と身体を結ぶ場所としての建築、そんな考え方もありますね。

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