「川縁の家」上棟しました。
寄棟屋根の低い構えが、川べりの水平線とうまく馴染みそうです。
棟梁は腕利きのOさん、技術と人柄を知っているので安心です。(^^)
木の家の上棟は何度体験しても清々しい気持ちになります、
引き続きの進捗楽しみです。
「川縁の家」上棟しました。
寄棟屋根の低い構えが、川べりの水平線とうまく馴染みそうです。
棟梁は腕利きのOさん、技術と人柄を知っているので安心です。(^^)
木の家の上棟は何度体験しても清々しい気持ちになります、
引き続きの進捗楽しみです。
柚木沙弥郎展へ行った時に買い求めたペンチとトンカチ
のカードを額装して事務所の壁に掛けてみました。
柚木さんの、もよう・かたち は素朴なのですがモダン
眺めているとわくわくしてきます。
息子が小さい頃、よく一緒に公園で遊んだのですが
その時の彼らの様子を思い出します。
ただそこに居るだけでうれしくて、泥をさわったり
汗ばんだおでこのまま風の中へ突進してみたり。
柚木さんの”かたち”はなにかそういった”いのちのふくらみ”
のようなものを感じます。
昨日は専門学校の卒業式でした。
学生さんに頂いたお花を事務所の花瓶へ。
この学年は明るく素直で、少しうるさいが熱意もあり、
たまに寝てしまうが憎めない、そんな可愛げのある学生さん達でした。
事務所へもどり昔のファイルを開くと彼らが1年生の頃の「手のスケッチ」
の課題答案が出て来ました。
いつも提出された課題用紙に青ペンで良い点や、修正点のコメント描いて
返却していたのを思い出します。
懐かしくなったのでもう一度スケッチコメント。(笑)
K君のスケッチ、すこし線が薄いですね(^^)。
ただ骨や手の構造を捉えようというK君のまじめな姿勢が伝わってきます。
N君のスケッチ、ざっくりと大雑把なようでどこか優しさを感じる線。
おや、N君の人柄と似てますね。
Oさんのスケッチ、良く観察した上で思い切りよく描かれた線。
機転が利くムードメーカだったOさんの人柄、賢さを感じます。
S君のスケッチ、この頃から形を捉えるのがうまかったのですね。
コツコツと努力を重ねる事ができるS君、必ずや立派な設計士になってくれるでしょう。
E君のスケッチ、こちらも濃淡の効いた線で上手にかたちを捉えていますね、
変わった事をせず素直に解いていくE君の率直な姿勢が出ています。
Y君のスケッチ、平面的ながら独特の造形感覚。
最初見た時にベンシャーンっぽいと思いました。
料理好きでもあるY君、いつか僕に得意料理を食べさせて下さい。
Tさんのスケッチ、最初の頃なのでまだ少し遠慮気味かな。
のびやかな線はその後のTさんの縦横無尽なアート系作品につながります、
どんな仕事をされるのか楽しみです。
sさんのスケッチ、太くて濃い思い切りの良い線。
ザクザクと切れ味鋭い造形感覚を持つSさんのセンス感じ取る事ができます。
Iさんのスケッチ、セーターの袖に少し隠れたようなしっかりとした手。
Iさんの控えめながらも芯のある佇まいを思い起こす事ができます。
スケッチの線を眺めていると、その学生さんのキャラクターを感じます。
オリジナリティーなど自然と浮かび上がってくるものなのかもしれませんね。
いろいろと状況が落ち着き、みなさんとお酒を飲める日を楽しみにしております。
毎朝湖畔を散歩するのですが陽ざしが春めいてきました、
野鳥たちも春の訪れに嬉しそうな様子・・・。
実をいうと僕はこの時期が少し苦手です。
毎年の事なのですが花粉の飛散とともに体も頭もぼーっとして
リズムがうまく整いません。
年末年始のクリスマスやお正月などメリハリのあるイベントが
終わり、バタバタと確定申告に悶絶する2月が終わるとすっと
心に空白・ズレが生まれる気がします。
若い頃はいろいろと焦って足掻いてみましたが、最近は花粉症の薬
を飲みながら、日々のリズムを保ち、後はのんきになりゆき任せ(笑)
自分なりの生理をつかんで、自分なりに対処、(特になにもしない)
年を重ねたからこその開き直った知恵ですね。
息子の机の上にマイルスデイビスのLP盤が置いてありました。
聞いてみると小さなレコード屋さんで見付けて買ってきたとの事、
レコードプレーヤーもってないのに・・・・(笑)
でも圧倒的な存在感を放つジャケットを眺めていると
欲しくなるのは分かる気がしました。
・ちょうど良い30㎝角の大きさ、エッジの立った薄さ
・鈍く光沢のある紙ジャケットの質感
・手に持った時の確かな重み
つまり聴ける聴けないを別にして、
LPジャケット自体が”モノ”としてとても魅力的なのです。
「建築」においても”数値”や”プログラム”という面で語られる事が増えています、
時代の流れから考えても大切で妥当な事。
ただやはり具体的な存在である”建築”には「佇まい」や「質感」”モノ”としての魅力が必要で、そこに切り込んで煩悶することは設計者の喜びであり醍醐味だよな~
などと聴けないレコードを手に考えてしまいました。(^^ゞ
「川縁の家」基礎立上りの配筋検査、
アンカーボルト(基礎と土台を結ぶ金物)の位置など確認していきます。
2回目のコンクリートの打ち込みが終わるといよいよ上棟が近づいてきます。
木造の建物では上棟日はガラッと現場の雰囲気がかわる大切な日、
軸組のポロポーションが立ち上がるのが楽しみです!
ライトが80代の頃設計した「ジマーマン邸」
ご夫婦2人のための40坪ちょいのこじんまりとした住宅。
「ケニス・ローラン」邸もそうでしたがライト晩年の住宅は
飾り気がなく暮らしへの愛情が詰まっていて素敵です。
プランは1930年代のユーソニアンハウスが原型。
L字プランの「ジェイコブス邸」をパキッと直線に伸ばしたような構成。
玄関からのプライベートスペース、パブリックスペースへの振り分けや
ぐるりと走る回遊動線などとても暮らしやすそうな平面計画。
北側立面の穴あきブロックや、リビングの正方形のスイング窓などあらたな
試みも見られます。
切妻屋根の簡素でのびやかな立面。
落水荘のような大見得を切った建築も凄いですが、暮らすならこちらが良いですかね。(^^ゞ
・軒先を低く(地面より2100mm程)水平に走らせる。
・玄関ドアは壁面のプロポーションに埋もれないよう幅をとって。
・煙突はマッチ棒のように突き立てるのではなく壁として表現するべし。
など”ライトの流儀”で設計されています。
ちなみに「軒先を2100mm」は建築家、伊礼さんが「守谷の家」でやられていた
寸法。ライト、レーモンド、吉村さんと設計のスピリットのようなものが脈々
とつながっているのだなぁ、となんだか嬉しくなりました。
ライトを敬愛し、ライトの誕生日とクリスマスの年2回必ずメープルシロップを
送っていたというジマーマン夫妻。
それに対してライトは次のようなお礼の手紙を書いています。
「親愛なるジマーマン夫妻
メープルシロップは~いつものことながら~誕生日の最も甘い贈り物で、
ジマーマン夫妻の事を思い出させてくれる嬉しい贈り物でした。
ありがとうございます。
敬具 フランク・ロイド・ライト 1953年6月16日」
ライトとクライアントのあいだの深い絆を感じ取る事ができる良い手紙ですね。
図面に向かって設計を詰めている時、鉛筆を走らせながら
「こうした方が使いやすいかなぁ・・」とか
「この机の高さで太ももと抽斗は干渉しないか?」
とか悶々としながらスケールを片手に頭を掻きむしっております。(^^ゞ
引渡し前、なにもなかったように納まっている現場で
「ここはなかなか苦労して考えたなぁ・・・」
などと感慨にふけりながら、工夫した箇所を手で擦っている自分がいます。
今回はそんなふうに検討した”工夫”をいくつか紹介したいと思います。
・アプローチの鎖樋
玄関へつながるアプローチ上は雨が垂れてこないように雨樋を落とします。
普通の竪樋でも良いのですが、玄関横には少し無骨な印象。
そんな時に使うのが”鎖樋エンスイ”
お結び型のシンプルな形、雨の日には雨水がちょろちょろと下に流れていく
様子にほおが緩みます。
雨の日にお出かけする時、すこし気分が明るくなる工夫です。
・車庫横に設けた外部収納
玄関周りはどうしても物が多くなりがち、
そんな時玄関横の車庫に外部収納をつくるととても便利。
車のメンテナンス道具やタイヤ、ゴルフバックやベビーカー
外部土間なので汚れを気にせずガンガン使うことができます。
・キッチンカウンター下のちょこっと収納
キッチンシンクの前に少しカウンターを立ち上げる
(散らかったシンク廻りを直接見せないよう)事が多いのですが、
その下にちょっとした収納スペースをつくります。
調味料や計量カップ、普段使いのマグカップなど気軽に置く事ができ重宝です。
・書斎カウンター下のプリンター、ルンバ置き場
書斎カウンターでパソコンを使う時に、プリンターをどこに置くかという
問題が出て来ます。
カウンター上に置けば使いやすいのですが、普段はカウンター下に棚を
つくりそこに収納すれば机の上がスッキリと。
ただカウンターの高さや棚の奥行など、脚を入れた時にぶつからないよう
慎重に寸法を決める必要があります。
また便利なルンバの定位置もカウンターの下につくりました。
・塀の出入り口
このお家では中庭を区画する塀をつくったのですが、玄関へ廻らなくても
直接外に出れるよう出入り口の小扉を作りました。
閉じている時は塀の一部に見えるよう、ただ開け閉めの時には板金笠木や
扉が塀と干渉しないよう。
建具屋さんと板金屋さんがきれいに収めてくれました。
ひとつの住宅の中のいろんな場所に様々な知恵や工夫が込められています。
”ここにありま~~す”という工夫ではなくさらっと控えめで無口な”工夫”
そんな工夫が暮らしをおおらかに支えてくれます。
そもそも「都市」「地方」とはなにか、明確な定義がある言葉なのか、
そんな事が気になり少し調べてみました。
「都市」・・・とくに定義なし
「地方」・・・三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)を除く地域
(国土交通省HP)
さらに地方の中でも
「地方都市」・・・人口30万人以上若しくは県庁所在地
僕の住んでいる水戸市は27万人程の人口ですが県庁所在地になるので
「地方都市」にあたります。
さてコロナ化の中「東京から転出超過」「転職なき移住」などという
ニュースを目にします。
どちらも”都市”から”地方”へという文脈で語られているのですが実際
のところはどうなのでしょうか。
テレワーク従事者の多い「情報通信業」「金融業」の人が東京近県へ移住、
という事は十分に考えられそうです。
ただ大学収容力が50%にも満たない地方の現状から”若者”そして職種が選び
づらい”女性”などはまだまだ都市圏への意識が高そうです。
バブル期のような”消費・欲望”を是とする時代ではなく”家呑み”や”サブスク”などあまり欲張らない生活意識が広がる中「地方での暮らし」は魅力的な面も多いと思います。
”学ぶ場所・働く場所”さえあれば、
地方で自分なりの価値観を持って豊かに暮らそう!
という人は増えていくのだと思います。