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2016.4.20

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栃木県 益子にあるワグナー・ナンドールアートギャラリーへ出かけて来ました。
春と秋の1か月のみ公開の美術館です。

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ワグナーはハンガリー出身の彫刻家で日本に移住し益子にアトリエを構えました。
敷地はさほど広くはないのですが見どころはたくさんあります、写真は取れなか
ったのですがアトリエの雰囲気がなんとも良い感じでした。
切妻ののびやかな展示室や野外に置かれたにワグナーの彫刻作品を楽しむ事が出来ます。

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気になったのが奥行20cmにも満たないRCの壁に設置された腰掛け。目の前に
絵が飾ってあるのですがちょうどよい高さの腰掛けでした。

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美術・展示会
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2016.3.16

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上野の東京都美術館で開催されている「ボッティチェリ展」に脚を運んで
来ました。ボッティチェリの絵は新婚旅行でフィレンツェのウフィツィ美術館
で観てから10年ぶりです。
会場には「東方三博士の礼拝」や「聖母子」など教科書で目にするような絵が
並んでおり、そのなかでも僕がいいなぁと思ったのは「美しきシモネッタの肖像」
簡素に処理された背景の中で真横を向く女性の表情がなんとも美しくしばらく立
ち止まって眺めていました(笑)
なかなかない企画だと思いますのでお近くに行く際にはぜひおすすめです!

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美術・展示会
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2016.1.21

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笠間の日動美術館で開催されている「二つの東海道五拾三次」を見に行きました。
大胆な構図や綺麗な色づかいはやはり素晴らしいですね、ゴッホやモネなど印象派
の画家達にも大きな影響をあたえたというのも頷けます。
上の写真は5年ほど前に買ったTASCHEN社から出版された広重の「名所江戸百景」
という本。久しぶりに開いてみたのですが、雪のやわらかな表現や線だけの雨の表現など
削ぎ落としたすごみがあります。美術というとついつい西洋美術を思い浮かべでしまいま
すが日本には琳派、広重、北斎などそうそうたるアーティストがいる事ゆめゆめ忘れては
いけませんね、学ぶこと、吸収できる事はまだまだたくさんありそうです。

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美術・展示会
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2015.11.18

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六本木森美術館で開催されている「村上隆の五百羅漢図展」を見に行きました。
村上さんの事はいろんな雑誌などで見る機会が多く、その太々しいまでの表情と
既存の美術界を揺り動かすような発言がずーっと気になっていたのですが
実物の作品を見るのは今回が始めてです。

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なんと会場内は撮影自由、あかるくフラットな展示空間にみんなが携帯で
パシャパシャと写真を撮る音が響きわたる会場はいわゆる美術館の雰囲気
とはまるで違っていました。
作品はいわゆる印象派のように絵画を見てじっくりとその絵の中に心を遊ばせる、
というようなものではなく、陰影や奥行を排除し、ものすごくハイレベルな意匠、
カラーをキャンバスに叩き付けているというかんじ、一言でいえば「強度」です。

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いろいろなものと戦い続けている村上隆さん、好き嫌いの分かれる作家さん
かと思いますが100Mにわたる五百羅漢図は一見の価値があると思います。

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美術・展示会
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2015.11.10

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「オフィスぷらっと」の応接室の壁にアンリ・マティスのリトグラフ
を飾らせてもらいました。
店舗を設計するときは今回はどんな絵を飾らせてもらおーか?(笑)など
と考えるのが設計者にとってとても楽しい時間です。
マティスといえば色の魔術師とよばれ「ダンス」などの絵画が有名ですが
実は建築もつくっています、それが南仏ニースにあるロザリオ礼拝堂。
中村好文さんの本でその存在を知り、昨年の夏訪ねに行ったのですが本当に
美しく可愛らしい建築でした。
いつになるかわかりませんがまた訪れたい場所です。

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3つの小屋のあるオフィス美術・展示会
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2015.6.5

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茨城県近代美術館で開催されているベンシャーン展

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このガリガリと震える線がなんとも魅力的な絵です。

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美術館は建築家、吉村順三さんの晩年の設計。
そういえば初めてベンシャーンをしったのも吉村さんの設計した愛知県立芸術大学の
美術館でした、偶然です。

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息子が美術館の落書きコーナーでなにやらアーティスティックな落書きを(笑)
とても良い展示会でした。

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美術・展示会
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2015.5.6

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六本木の国立新美術館で開催されている「マグリット展」を見てきました。
マグリットはベルギーのシュルレアリスムの巨匠、同じシュルレアリスムの
ダリの絵はなんとも粘っこくて苦手(笑)ですが、マグリットの絵は斬新で
シンプル。実物をみてみたいなぁ・・と思っていたのでちょうど良かったです。

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印象派の絵やフェルメールの絵のように壁に飾ってしんみりと「いいなぁ・・」
というような絵ではありません。日常ではありえない物の組み合わせや、コラ
ージュによってハッとするようなマグリットワールドが広がっています。

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僕は特にこの「光の帝国」に惹かれました。青空と夜景を一枚のキャンパスに、
ありえない組み合わせですが不思議と絶妙なバランスの絵になっています。

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美術・展示会
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2015.4.13

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笠間にある茨城県立陶芸美術館に「ルーシー・リー展」を見に行きました。

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ルーシー・リーは1902年にウィーンに生まれ、イギリスを拠点に活躍した女性の陶芸家です。
繊細でシャープななんともいえない造形と、鮮やかな色づかいの器は眺めているだけで楽しい
気持ちになります。

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「ルーシー・リー展」の図録、とてもきれいな装丁、壁に飾りたくなる本ですね。

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美術・展示会
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2015.3.20

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水戸芸術館で開催されている山口晃さんの「前に下がる、下を仰ぐ」を見に
行きました。

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展示ルートが少し変わっていて、階段を上がったり、ゲートを潜ったり子供
も楽しんでいました。
日本画家とのイメージからすこし難しい絵なのかなと思っていたのですが、
むしろ漫画のような非常にエンターテイメント性のある展示会でした。
山口さんの絵はアクソメのようなとても建築的な絵も多く、これ実際にあった
ら楽しいよなぁ、なんて思いながらゆっくりと日曜の午後を過ごすことができました。

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美術・展示会
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2014.5.17

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バル2
上野で開かれているバルテュス展に行ってきました、少女と猫を愛しスキャンダラスな
絵のイメージが強いバルテュスですが光を描く事にこだわり続けた画家でもありました。
個人的にはバルテュスが少年期にかいた「ミツ」という猫と少年のデッサンが良かったです。

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美術・展示会
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