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2014.12.1

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新宿で行われた中村好文さんの設計セミナーに参加してきました!
題目は「My Favorite Material」、好文先生がいままでやってこられた
物件のスライドを見ながらいろいろなお話を聴く事ができました。
途中でされた黒沢明の「七人の侍」などの美術監督をされた村木与四郎
さんのお話などとても興味深かったです。

好文先生の話を聞いていていつも思うのが建築だけでなく映画、美術、
料理、文学など本当に広く深い教養を持っていて、それらを心から楽しみ
愛されているのだなぁという事。住宅設計という人の住まいに関わる仕事
では設計技術だけではなく人の生活に対してのあたたかいまなざしと深い
愛情が必要なんだといつも教えられます。

セミナーの最後こんな事を話されていました。
「七人の侍」は百姓に雇われた侍達が村を襲う野武士の一団と戦う物語
ですが、百姓は自分たちはアワやヒエを食べながら侍には白米でおもてな
しをします。その苦労を知ったリーダーの老武士(志村喬)が
「この白米、おろそかには食わぬぞ!」というセリフを語っています。
設計者もこの気持ちが大切なのではないでしょうか。
これは建て主さんの苦労と気持のこもった大切なお金で自己満足のデザイン
や奇抜な形態を追うのではなく、滋養深い居心地の良い住まいをつくりなさい
という事だと思います。とても大切な事ですね。

セミナーのあと先生を囲んでプチ同窓会が開催されなんとも幸せな夜でした!

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3人の建築家
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2014.7.15

本もたくさん出されていて引っ張りだこの中村好文さん。
建築の本質を見抜く確かな目と、その洒脱なお人柄から「こうぶんさん」と多くの人に慕われています。
僕は幸運にも4年程前に好文さんの住宅設計塾を受講する事ができました。
好文さんの飄々とした佇まいや、どんな時でも楽しもうとするユーモアのセンスに衝撃(笑)を受け、こんな生き方をしている大人がいるんだ!と嬉しくなりました。

写真の左の額はその教室の課題で頂いた
“好文賞” 教室内の小さな賞ですが本当に嬉しかったのを覚えています。
右の額は打ち上げの時に好文さんから教えて頂いた「足長おじさん」の本にサインをお願いしたところ、サラサラっと「短足おじさん」(笑)を描いてくれました!
遊びゴコロを忘れぬよういつも机の前に飾っています。

学生時代に買った「住宅巡礼」、何度読み返したか分かりません。僕のバイブルです。

あんまり好きで丸々描きうつしてみました。同窓会の時、好文さんにお見せしたら「すごいじゃん!」と言ってもらえました。本当ただのファンですね(笑)
少しでも好文さんに近づけるよう日々楽しみながら設計してゆきたいと思います。

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3人の建築家
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2014.7.14

僕には心から敬愛し、一生追いかけて行こうと決めた3人の建築家がいます。
ひとりは吉田 桂ニさん、飯田橋にある市谷連合設計事務所を設立し、建てた家は1000棟を超えるという木造建築の生き字引のような方です。


「吉田桂ニの木造建築学校」を開かれていて僕も通い始めて4年目になります。
2ヶ月に1度東京の飯田橋にて授業があり、敷地や家族構成を決めて宿題がでます。その答案を桂ニさんに採点して貰います。
技組と匠組に分かれており技組を卒業出来るのは2割程度、僕はなんとか2年で技組を卒業し現在は匠組2年生(笑)
大変厳しい学校ですが僕はこの学校で木造建築の基礎をみっちりと叩き込んで貰いました!
全国各地から実務をバリバリとこなしている生徒が集まり、切磋琢磨しているので大変刺激になります。

技組を修了した時に頂いた卒業証書、この言葉を胸に日々設計に勤しんでいます!

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