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2020.4.1

建築家ルイス・カーンの講義録。
カーンの言葉は難解といわれますが、何冊か著作を読むと繰り返し
同じようなことを伝えようとしている事が分かります。

・空間の本質を探ること
「学校」を設計する時、真っ先に資料集成をとり面積の割り振りをしては
いけない。
そもそも「学校」という場所ではどのような人の行為があるのか、
それにふさわしい「場」の本質は、
ふさわしい空間の広さは、
ふさわしい光の入り方は・・・
そこからもう一度考えること。

・個人を起点に本質をさぐる
委員会の多数決で本質にたどり着けるとは思えない、個人がなにかを感じ
どう考えたか、そこが起点となるべき。

・建築は実在しない
「建築」というのは抽象的な概念、イデアのようなものであり個々の
建築はそこへの捧げものである。専門家として私たちができるのは
なんらかの本質を見出す事だ。

読んでいると最初は理屈っぽく感じるかもしれませんが、感覚として
腑に落ちる言葉も多数あります。
たまに読み返すと自分の仕事の向き合い方に刺激を与えてくれます。

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その他
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2020.3.30

講師をしている学校の卒業生からメッセージカードを頂きました。
僕がはじめて受け持った学生さん達、もう卒業なのですねぇ・・・
高校を卒業したばかりの幼さの残るきょとんとした表情が思い出せれます。

僕自身も試行錯誤の中でも、少しは身になるような授業にしたいともがいて
いたのを思い出します。
慣れない先生の緊張感も伝わっていたかと思いますが、課題もきちんと取り
組んでくれるよい学年でした。
このような時節柄卒業式で晴れ姿を見ることはできませんでしたが、
みなさんのご活躍と、いつか仕事の様子など聴かせてもらえる日を楽しみに
しております!

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その他
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2020.3.24

スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャッツビー」
村上春樹さんの翻訳ですんなりと気持ちよく読み進む事ができました。
小説の中で主人公が帰郷して、故郷の空気をすい込む場面があります。

「・・僕らはその息吹を深々と胸に吸い込み、
自分たちがこの地方に生を享けた人間なのだという事を、
言葉としてではなく、
肌身にひしひしと感じる事になる。」

僕も学生時代暮らしていた北海道から、実家のある千葉に帰郷し地元の駅に
着いた時にまさにこの文章のように感じていました。
空気のあたたかさ、湿気、匂い、生理的に生まれた場所に戻った事を感じました。
小説を読んでいると自分の記憶を思い起こされる事も多く、
読書の楽しさを体感します。

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2020.3.20

息子とカレー!今回はスパイシーチキンカレー
ルーは使わずにカレー粉とスパイスでつくります。

鍋にシナモンスティック、クミン、ローリエを入れ
サラダ油へ香りを。
その後にんにく、生姜、鶏肉、トマト、ヨーグルトを
入れて20~30分煮込んで完成!

食後は豆を挽いてドリップコーヒー、
美味しく優雅な休日ランチとなりました(^^)

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手描きスケッチ料理
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2020.3.17

香川、栗林公園にある「掬月亭」のトレースをしてみました。


寄棟屋根が雁行して連なる優美な外観、
池に突き出した小舟に乗っているような軽やかな室内空間
さらっとした上質な魅力がある大好きな建築です。

木造の建築をトレースするときに一番気になるのが
「どのように屋根が掛けられているか」
大学時代に建築史の先生から
「木造建築というのはつまり、屋根をどのように掛けるかだよ」
と教えて貰いましたが今ならその意味が良く分かります。

1間グリットの軸組と、そのグリットを45°の角度で走ってゆく
隅棟のライン、
建物をつくった人の「構築する意志」のようなものを感じる事
ができます。
1間グリットを介した「平面」と「屋根」の連動の美しさ、
手描きトレースの面白さはこんなところにあります。

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手描きスケッチ
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2020.3.13

サミュエルベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」
学生の頃に緒形拳さんが舞台をやっていて、どんな話なのだろう・・・
と気になっていた本です。
「来たるべきものの不在の物語」

ベケットのそぎ落とした彫刻のような顔と鋭い眼、
ヒリヒリとする「本質」をぐっと目の前に突き出されるような
そんな本でした。

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2020.3.11

設計の依頼が来るとまずは敷地へ。
日の入り方や風の抜け、隣家の窓の位置、そしてその土地の持っている
雰囲気のようなものを体で感じます。

敷地をつかんだらいよいよプランニング。
「まずはオーソドックスに2階建てのプランを・・・、
 2階リビングにした方が明るく清々するかな。
 老後の事を考えると平屋もすてがたいなぁ・・・
 そうだ、一部2階大屋根の外観とすると敷地へフィットするかも。」

あーだこーだ考えながらいろんな可能性を探ります。
最後にはひとつのプランへ絞るので一見無駄な作業、
ただこの試行錯誤があるとなぜそのプランが良いのか、クライアント
さんへきちんと理論的に説明する事ができます。

逆に言うとこの過程を経ないと不安でプレゼンに臨めません(笑)
一敷地にひとつしか建たない現実、せめて自分の手を動かし腑に落ちた
状態で打ち合わせをしたいと思うのです。
実はまだまだぶきっちょなだけかもしれません(^^ゞ

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その他
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2020.3.9

串田孫一さんのエッセイ集「山のパンセ」
平明で素直な文章、読んでいて心がすっと落ち着きます。

「山は動けない。寝返りも打てないし、もちろん前進も出来ない。
山は逃げ出すことがない。それで私たちは安心し切って登る。
もし急に山が立ち上がったら・・・、そんなことは誰も考えない
で、登ったり、落ちたり、死んだりする。
どんなに自分勝手な人間でも、山から落ちて、山が悪いのだとは言わない。」

山という大いなるものに潜り込み、自分の存在を打ちつける事で
串田さんは安心を得ていたのかもしれませんね。

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2020.3.6

建築旅へ行くときはモレスキンを持って行きます。
黒のソフトカバーのなんて事のないノート、
このなんて事のなさが魅力なのかもしれません(^^)

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その他
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2020.3.3

ロバート・デニーロ演じる元刑事の賞金稼ぎと賞金首の
会計士のロードムービー。
こういったシンプルなストーリーは安心して楽しめます。
粋なラストシーンが大好きです。

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映画
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